Good night (福山雅治の曲)

福山雅治のバラード初挑戦『Good night』

『Good night』は、福山雅治が1992年5月21日にリリースした5枚目のシングルです。BMGビクター（現Ariola Japan）から発売されました。このシングルは、前作「WOH WOW/ただ僕がかわった」から約7ヶ月ぶりのリリースとなりました。

ドラマタイアップとスマッシュヒット

この楽曲は、福山自身も出演したTBS系金曜ドラマ『愛はどうだ』の挿入歌として使用されました。それまでロック色の強い楽曲を多く発表していた福山にとって、この曲は初のバラード挑戦であり、新たな音楽の可能性を切り開くものでした。

『Good night』はオリコンシングルチャートで初のトップ10入りを果たし、約30万枚を売り上げるスマッシュヒットとなりました。この成功は、福山の音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなりました。

楽曲制作の背景

「Good night」のメロディーは、福山がツアーで滞在していた名古屋のホテルのトイレで、明け方にふと浮かんだと語られています。彼はこの曲を「名古屋で生まれた曲」として、名古屋のライブで紹介することもありました。歌詞は、ドラマプロデューサーからの依頼で初めて“ラブソング”として書かれました。ラブソングの書き方については、渋谷のカフェでプロデューサーの木崎賢治から指導を受けながら制作されたそうです。福山自身もこの曲を特別な曲と公言しており、ライブではアコースティックギターの弾き語りで披露されることが多いですが、2012年のコンサートではピアノ弾き語りでも披露されました。また、自身がパーソナリティを務めたラジオ番組『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』最終回でも、最後の弾き語りコーナーで演奏されました。

ミュージックビデオも制作されていますが、現在までソフト化はされていません。

カップリング曲「ひとりきり歩いてく帰り道で」

カップリング曲の「ひとりきり歩いてく帰り道で」は、福山がアコースティックな雰囲気で作った、いわばプロトタイプと位置付けている楽曲です。この曲以降、同様の曲調の作品が増えていくことになります。当時、アルバムには未収録だったものの、カラオケに入っているのを見つけた際、福山は非常に喜んだそうです。

収録曲詳細

1. Good night
作詞・作曲：福山雅治
編曲：松本晃彦
TBS系金曜ドラマ『愛はどうだ』挿入歌
2. ひとりきり歩いてく帰り道で
作詞・作曲：福山雅治
編曲：中村修司
3. Good night Original Karaoke

収録アルバム

Good night
BOOTS
M-COLLECTION 風をさがしてる
MAGNUM COLLECTION 1999 "Dear"
fukuyama masaharu acoustic live best selection "Live Fukuyamania" (Live Version)
fukuyama masaharu MAGNUM COLLECTION "SLOW" (new mix)
Fukuyama Masaharu ANOTHER WORKS remixed by Piston Nishizawa
THE BEST BANG!!
福の音 (LIVE Version)

その他

*「ひとりきり歩いてく帰り道で」は、「M-COLLECTION 風をさがしてる」にも収録されています。

『Good night』は、福山雅治の音楽キャリアにおいて、新たな扉を開いた重要な作品と言えるでしょう。

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