Goodジャパニーズ

Goodジャパニーズ（グッドジャパニーズ）

『Goodジャパニーズ』は、1992年の春から秋にかけてTBS系列で放送されていたバラエティ番組です。この番組は、毎週日曜日の夕方7時30分から8時54分までの、視聴者参加型の生放送形式で展開されました。人気司会者の古舘伊知郎がメインを務めており、時には明石家さんまがゲスト出演することもありました。

番組の特徴と内容

『Goodジャパニーズ』は、特にテレゴングと呼ばれるリモコンを使った視聴者参加のアンケート調査が特徴的でした。視聴者がリアルタイムで意見を投票できる仕組みを取り入れることで、番組に参加しやすくし、その結果をもとに様々な特集が組まれていました。

初回放送では大相撲についての特集が行われ、大関・小錦の横綱昇進を見送るかどうかに関する世論調査が行われました。この内容には加山雄三も討論に加わり、大いに盛り上がりました。こうした斬新な企画は、視聴者の関心を引く試みとして評価されましたが、競合する人気番組が多数存在していたため、視聴率は思ったほど伸びませんでした。

番組の打ち切りとその背景

その後、番組は放送開始からわずか半年で終了することとなりました。スタッフは当初「最低でも2年は続けたい」との意気込みを持っていましたが、その他の日曜夜の人気番組『世界名作劇場』や『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』、『ダウンタウンのごっつええ感じ』などの影響もあり、厳しい視聴率の戦いを強いられました。打ち切りを受けて、制作陣は番組内容を見直し、スポーツチャンバラや学校でのライトアップ企画など新たなコーナーを導入しましたが、それでも視聴者の支持は得られませんでした。特に、準レギュラー陣である三田寛子、松原智恵子、なぎら健壱も降板を余儀なくされ、番組の体制も変化しました。

その後の古舘伊知郎

『Goodジャパニーズ』終了後、古舘伊知郎はしばらくTBSの番組に出演しませんでした。しかし1994年には『クイズ悪魔のささやき』の司会を務め、復帰を果たします。その後も彼は、『クイズ日本人の質問』など、異なる番組で司会を担当し、日曜夜の19時台での人気キャスターとしての地位を確立しました。

2016年からは『フルタチさん』、2017年からは『モノシリーのとっておき～すんごい人がやってくる!～』の司会も務め、多彩なキャリアを積んでいます。

出演者および製作陣

番組の司会は古舘伊知郎で、古舘プロジェクトに所属する長野智子が代理出演したこともあります。また、当時TBSのアナウンサーであった畑恵美子も司会陣に名を連ねていました。準レギュラーには三田寛子、松原智恵子、なぎら健壱が参加し、ナレーションは福永典明が担当しました。

関連項目

番組の後、古舘伊知郎が司会を務めた『フルタチさん』や『モノシリーのとっておき～すんごい人がやってくる!～』は、視聴者に続けて愛されるバラエティ番組として知られています。彼のスタイルは今でも多くのファンに親しまれています。

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