Google ドキュメント

Google ドキュメントとは

Google ドキュメントは、Googleが無料で提供するウェブブラウザ上で動作するワープロソフトです。Google スプレッドシート、Google スライドなど、他のGoogleサービスと連携し、文書作成をクラウド上で行えるのが特徴です。

特徴

• - ブラウザベースのワープロ: 特別なソフトウェアをインストールすることなく、ウェブブラウザ上で文書作成ができます。WYSIWYG（見たまま編集）に対応しており、直感的な操作が可能です。
• - クラウド保存: 作成したドキュメントはGoogleのサーバー上に自動的に保存されます。これにより、異なるデバイスからでも同じ文書にアクセスできます。
• - 多様なファイル形式に対応: Microsoft Word形式(.doc)、リッチテキスト形式(.rtf)、ODF形式(.odt)、PDF形式(.pdf)、テキストファイル形式(.txt)、HTML形式(.html)など、さまざまなファイル形式での保存が可能です。他の形式のファイルをインポートすることもできます。
• - 共有機能: 他のユーザーとのリアルタイムでの共同編集が可能です。コメント機能も備えており、複数人での文書作成やレビューがスムーズに行えます。
• - オフライン編集: Google Chromeを使用し、設定を変更することで、インターネット接続がない環境でも編集が可能です。ただし、縦書きには対応していません。
• - 多様なOSに対応: Windows、macOS、Linux、iPadOS/iOSなど、さまざまなOSで利用できます。
• - ブログ投稿機能: 作成したドキュメントを直接ブログに投稿する機能も搭載されています。
• - ファイルサイズ制限: ドキュメントのサイズは最大1,024,000文字、または50MBまでです。

歴史

Google ドキュメントは、元々Upstartle社が開発した「Writely」というワープロソフトがベースとなっています。2006年3月にGoogleがUpstartle社を買収し、この技術を基に開発が進められました。

• - 2006年:

- 3月: GoogleがUpstartle社を買収。
- 6月: Googleスプレッドシートがベータ版として公開。
- 10月: ワープロ機能とスプレッドシート機能が統合され、「Google Docs & Spreadsheets」としてリリース。

• - 2007年:

- 1月: Gmailとの連携により、Microsoft Wordの添付ファイルを直接開けるように。
- 2月: 対応言語を11言語追加。
- 3月: 日本語に対応。
- 6月: トップページデザイン変更、フォルダによる分類を導入。
- 7月: 対応言語を10言語追加。ドキュメント一覧での整列や非表示機能を追加。
- 9月: プレゼンテーション機能が追加され、Google ドキュメントに改名。
- 10月: モバイル版が登場。対応言語を13言語追加し、計38言語に。

• - 2008年:

- 2月: スプレッドシートにフォーム作成機能が追加。アラビア語、ヘブライ語に対応。
- 3月: オフライン編集機能を提供開始。対応言語を8言語追加し、計48言語に。

• - 2009年:

- 7月: ベータ版表記が外れ、正式版としてリリース。

• - 2010年:

- 1月: ファイルアップロード機能がリリース。1GBまで無料で利用可能に。

関連項目

• - Google ドライブ
• - オフィススイートの比較
• - OpenDocumentをサポートするアプリケーションの一覧
• - Platform as a Service (PaaS)
• - クラウドコンピューティング
• - ウェブアプリケーション
• - Google Apps Script
• - Google Workspace

外部リンク

• - 公式ウェブサイト

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