Guns, Gore & Cannoli

『Guns, Gore & Cannoli』とその続編

『Guns, Gore & Cannoli』は、ベルギーのインディーゲームスタジオCrazy Monkey Studiosが手がけたアクションゲームで、Steam、Xbox One、PlayStation 4|PlayStation_4、Nintendo Switchなどで楽しむことができます。本作は、1928年の禁酒法下のアメリカに存在する架空の町「サグタウン」を舞台にしています。プレイヤーはギャングの主人公であるビニー（Vinnie）となり、突如現れたゾンビの群れと、裏で暗躍するギャング団や政府軍と対峙します。

ゲームの特徴

本作の最大の特徴は、全編にわたる手書きの2Dグラフィックと、それに伴う滑らかなアニメーションです。攻撃時には流血描写や、敵の頭部が吹き飛ぶような演出もあり、アクション性の高いゲームプレイを提案しています。また、ビニーとその仲間であるPaulieの物語は、映画『Hell Bent For Whiskey』としても制作された実績があり、その影響が色濃く反映されています。

システム

ゲームはサイドビューで描かれ、ビニーの動きに合わせて横にスクロールします。複数のステージをクリアしながら、ボス戦などの多彩なバトルが待ち受けています。各ステージにはチェックポイントが設けられ、体力が尽きた場合でもそこから再開することができます。また、タイトル画面からチャプターを選択することで、再び途中からプレイ可能になる仕組みもあります。

攻撃方法には、様々な銃や火炎放射器が用意され、プレイヤーは戦況に応じて自由に武器を切り替えられます。敵への「ヘッドショット」は特に効果的で、与えるダメージが倍増します。また、手榴弾や火炎瓶などの投擲武器も存在し、敵と距離を取るためのキックアクションも可能です。最大4人までのオフライン同時プレイが楽しめ、専用のステージで対戦することもできます。

続編『Guns, Gore & Cannoli 2』

『Guns, Gore & Cannoli 2』は、前作の続編としてSteamや各種コンソール向けにリリースされました。舞台は1944年で、再びビニーが主人公となります。ドイツ国防軍から命を狙われているビニーは、知人の操縦するB-17戦闘機に乗り込み、歴史的なノルマンディー上陸作戦が始まろうとしているフランスの地に降り立ちます。

この続編ではゲームシステムが進化しており、攻撃できる方向が360度自由に動かせるようになりましたが、前作の投擲武器は登場しません。また、空中での2段ジャンプや、後退移動、前転と後転できる新たなアクションが追加されています。最大4人の協力プレイはそのままに、インターネットを通じた他プレイヤーとの交流も広がっています。

受賞歴

『Guns, Gore & Cannoli』は、ゲーム業界からも高く評価されています。2015年のIndie Prize Showcaseでは「Best PC Game」を受賞し、同年のDatch Game Awardsでは「Best Art Direction」を獲得しました。これらの評価は、ゲームが持つアートスタイルやプレイアビリティの高さを証明するものです。

結論

『Guns, Gore & Cannoli』とその続編は、インディーゲームの魅力が詰まった作品であり、ギャングとゾンビとの激闘を楽しむことができます。プレイヤー同士での協力プレイや対戦も楽しめるため、友人と一緒に楽しむのにも最適なゲームと言えるでしょう。

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