HAND IN HAND 〜ミッドナイトパーティー〜

HAND IN HAND 〜ミッドナイトパーティー〜

1979年4月3日から1982年4月3日まで、MBSラジオで毎週平日の深夜に放送されたラジオ番組『HAND IN HAND 〜ミッドナイトパーティー〜』は、日本のラジオ界において一世を風靡した人気番組のひとつです。この番組は、魅力的なパーソナリティと多彩なコーナー、そして親しみやすい曲選びで多くのリスナーに愛されました。

放送概要

本番組は1979年4月から1982年4月までの約3年間、火曜日から土曜日（月曜 - 金曜深夜）に放送されていました。最初の週は毎週火曜日から土曜日の深夜2:00から3:00、1980年4月以降は深夜1:30から2:30の時間帯に変更されました。この時間帯は、多くのサラリーマンや学生がリラックスして自分の時間を楽しむために聞くには最適なものだったでしょう。

パーソナリティ

番組を彩るパーソナリティは、曜日ごとに異なる顔ぶれが登場しました。

• - 月曜日：山本雄二、杉本るみ
• - 火曜日：矢沢透（アリス）、加藤逸子（1979年4月 - 1981年3月）、その後は遠藤賢司、須藤薫（1981年4月 - 1982年4月）
• - 水曜日：住出勝則、滝ともはる（1980年9月まで）、その後は桂雀々、安藤久美子（1980年10月 - 1982年3月）
• - 木曜日：やしきたかじん、海援隊、村山一海（1980年9月まで）、その後は河合奈保子や北沢英三、森本隆など
• - 金曜日：堀内孝雄、とよだきしこ

この多様なパーソナリティの組み合わせが、リスナーにとって飽きることのない楽しさを提供しました。

番組の特徴とコーナー

『HAND IN HAND 〜ミッドナイトパーティー〜』は、特徴的なコーナーを多数持っていました。特に人気があったのは以下のコーナーです。

• - 何でもベストスリー：山本雄二と杉本るみによるこのコーナーでは、様々なテーマに基づいた楽曲のランキング付けが行われました。「B面曲ベスト3」や「エッチな曲ベスト3」など、リスナーが興味を持つ多彩なテーマが扱われました。

• - ミュージックツアー：矢沢透と加藤逸子が担当したこのコーナーでは、その名の通り音楽に焦点を当て、リスナーを音楽の旅に誘いました。

• - 落ちこぼれハガキコーナー：住出勝則と滝ともはるが担当し、他の番組で読まれなかったはがきに再挑戦の機会を与える面白い試みでした。このコーナーは、リスナーとのインタラクションを醸成する大切な要素となりました。

テーマ曲

番組のテーマ曲にはハービー・マンの「New Orleans」が使用され、スタイリッシュで心地よい雰囲気を演出していました。この楽曲はリスナーに強い印象を残し、番組全体のトーンを引き立てる役割を果たしていました。

結論

『HAND IN HAND 〜ミッドナイトパーティー〜』は、当時のラジオ文化に大きな影響を与えた番組であり、その独自のスタイルとパーソナリティによって多くのリスナーに支持されました。この番組が残した記憶は、いまでも多くの人々にとって色褪せることなく、深夜の楽しみとして語り継がれています。

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