杉本るみ

杉本 るみについて

杉本 るみ（すぎもと るみ）、1954年3月10日生まれの日本のナレーターおよび声優です。滋賀県の大津市出身で、本名は杉本 留美子（すぎもと るみこ）です。彼女は、ヤマダックスに所属し、アナウンス専門学校で学んだ後、メディアの世界に飛び込みました。

プロフィールとキャリアの始まり

「やりたいことを見つけたくて」との思いを抱き、アナウンス専門学校に入学した杉本は、卒業後すぐにラジオ番組でデビューを果たします。KBS京都のラジオ番組でアシスタントを務め、その後名古屋地区のテレビ・ラジオ番組でも活動を展開しました。その後、FM局のネットワークJFNのつながりを利用して、彼女の活動拠点は東京へと移ります。　

1990年代に入ると、ナレーション専門の道を志し、シグマ・セブンに所属。その後1999年にはベルベットオフィスへ、そして2009年からはヤマダックスに所属することとなります。また、著名なナレーターである来宮良子の死去に伴い、彼女が担当していた多くの番組のナレーションを引き続き行っています。

主なナレーションとCMの活動

杉本は、数々のテレビドラマやCMでナレーションを担当しており、その独特な声は多くのファンに親しまれています。主なテレビドラマのナレーションには、2006年から2007年まで放送された日本テレビの『火曜ドラマゴールド』のオープニングや、テレビ東京の『エリートヤンキー三郎』、2010年のTBS『筆談ホステス』、さらに2014年の『信長のシェフ Part2』などがあります。

CMにおいては、任天堂の製品や、さまざまな企業のプロモーションを手がけてきました。特に、任天堂の「やわらかあたま塾」や「マリオパーティ」シリーズといった有名タイトルに携わり、その声は多くのプレイヤーにとって耳馴染みのあるものとなっています。更に、日立やユニチャーム、NTT東日本などのCMでも重要な役割を果たしています。

テレビとラジオでの活躍

杉本の活動は、ナレーションだけに留まりません。多くのバラエティ番組にも出演しており、日本テレビの『さんま＆所の大河バラエティ！』や、TBSの『爆笑問題のドッキリ パニックフェイス王』、さらにテレビ朝日の『今すぐ使える豆知識 クイズ雑学王』など、幅広いジャンルにわたって数多くの番組を手がけています。

ラジオの分野でも地道に活動しており、『くじけないで』や『るみと久実の長いつきあい』などで名を馳せています。特に、TBSラジオの『鈴木おさむ 考えるラジオ』では朗読の活動も行っています。

総括

彼女は日本のエンターテインメント業界において、ナレーターや声優として非常に多才なキャリアを築いており、メディアの多様な分野で存在感を発揮しています。声優としての技術とバラエティに富んだ表現力によって、多くのリスナーや視聴者に愛され続ける杉本るみの活動は、今後も注目されることでしょう。

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