HEART OF STONE

HEART OF STONE - T-BOLAN

1993年5月26日、T-BOLANの4枚目のスタジオアルバム『HEART OF STONE』がZAIN RECORDSからリリースされました。このアルバムは、バンドにとって画期的な作品となり、オリコンアルバムチャートで初めて1位を獲得しました。

アルバムの概要

本作には、ヒットシングル「すれ違いの純情」、「おさえきれない この気持ち」、そして「Bye For Now」を含む全11曲が収録されています。これらの楽曲は、感情豊かなメロディと力強い歌詞で多くのリスナーの心を捉え、T-BOLANの名をさらに高めることに寄与しました。特に、「すれ違いの純情」は、恋愛における微妙な心の動きを表現した曲で、多くの共感を呼びました。

また、アルバムのジャケットは、後に発売されたベストアルバム『BEST OF BEST 1000』にもそのまま使用されており、T-BOLANの象徴的なビジュアルの一部となっています。発売初週には38.5万枚を売り上げ、3週連続でオリコン1位を維持し、T-BOLANの人気を証明しました。

収録曲の解説

1. びしょ濡れの優しさの中
開放的で感情的な楽曲で、聴く者の心に深く響きます。
2. すれ違いの純情
T-BOLANの8thシングル。切ない恋愛模様を描いた名曲。
3. 涙の笑顔
ドラマティックな展開が特徴の楽曲です。
4. Only Lonely Crazy Heart
アップテンポで心躍るメロディが魅力。
5. Shiny Days
大黒摩季がコーラスで参加しており、華やかな仕上がりになっています。
6. Out of Time
ノスタルジックな雰囲気を持つバラード。切ない思いが心に残ります。
7. おさえきれない この気持ち
T-BOLANの7thシングル。情熱的な歌詞が特徴です。
8. 泥だらけのエピローグ
森友嵐士唯一の著書と同名の楽曲。
9. Friends
友情をテーマにした温かいメッセージが込められています。
10. Heart of Stone
近藤房之助や坪倉唯子、川島だりあなど、豪華なコーラス陣が参加し、厚みのあるサウンドが楽しめる一曲です。
11. Bye For Now
T-BOLANの6thシングル。別れの切なさを歌った楽曲。

参加ミュージシャン

このアルバムには多くの著名なアーティストが参加しており、コーラスには近藤房之助、坪倉唯子、大黒摩季などが含まれています。それぞれの楽曲に個性を加え、全体の音楽的クオリティを高めています。また、オルガンやピアノの演奏には、小野塚晃（DIMENSION）や小島良喜が参加し、豊かなアレンジを提供しています。

関連項目

T-BOLANとその作品は、日本の音楽界において大きな影響力を持ち、多くのフォロワーを生み出しました。また、ビーイングやZAIN RECORDSとの関わりもあり、音楽業界での地位を確立しています。ディレクターには寺尾広が名を連ねており、彼の手腕が本作の成功を支えています。

『HEART OF STONE』は、今なお多くのファンに支持される名盤であり、T-BOLANの音楽的な進化を感じさせる作品です。

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