HGに恋するふたり

HGに恋するふたり

『HGに恋するふたり』は、工藤マコトによる日本の漫画作品で、2020年から2024年まで『ガンダムエース』に連載されました。この作品は、ガンダムシリーズのプラモデルであるガンプラを愛する二人の女性と、彼女たちの仲間の日常を描く心温まる日常コメディです。

あらすじ

主人公の神崎さやかは、30歳のOLでありながら、ガンダムへの愛を周囲に隠して生きています。彼女は小学生のころ、アニメ『機動新世紀ガンダムX』に感銘を受けて以来、ガンダムシリーズの魅力に取り憑かれていました。しかし、実家の無理解から「女子である自分がプラモデルを作るのは恥ずかしい」と思い込み、夢見ることを諦めてきました。

そんなある日、帰宅途中に高校生の高宮宇宙と出会ったことが運命の転機となります。彼女の持っていたガンプラの名前をつぶやいたことで、二人はガンダムを愛する仲間として意気投合。宇宙が営む模型店を訪れることで、さやかはついに自分の夢であるガンプラ制作を始める決意を固めるのです。

登場人物

• - 神崎さやか (かんざき さやか)

- 声 - 茅野愛衣
- 30歳の未婚OL。外見は美しいが、内面ではガンプラへの情熱を隠して生きてきた。夢を追う仲間と出会ったことで、再び情熱を燃やす。

• - 高宮宇宙 (たかみや そら)

- 声 - 内田真礼
- 16歳の高校2年生。模型店を営む家に育ち、ガンプラに対して非常に明るい情熱を持つ。さやかの良き友人。

• - 桃香 (ももか)

- 宇宙が憧れるモデラー「MOMO」として活動。ガンプラへの情熱を他人に隠している一面があり、同じ悩みを持つ。

• - つぼみ

- 内向的な学生で、さやかの職場にインターンシップを希望している。ガンプラ制作を通じて自分を見つめ直していく。

• - 観海寺 昴 (かんかいじ すばる)

- 謎の少年で、さやかにひた隠しの過去がある。トラウマの克服を通じて、真の友情を築く。

この作品に登場するガンプラはそれぞれストーリーと密接に結びついており、さやかと宇宙の関係を深める重要な要素となっています。具体的には、エールストライクガンダムやフリーダムガンダム、バルバトスなど、多彩なガンプラがストーリーに色を添えています。

書誌情報

本作はシリーズ制作として全8巻が出版されており、ガンダムシリーズファンはもちろん、ガンプラに興味を持つすべての読者に向けて魅力的な内容となっています。作品を通じて、趣味を共有することによる友情や自分自身を見つけるプロセスを描いており、登場人物たちの成長や変化に心を動かされることでしょう。

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