HGX

HGX: NHK鹿児島放送局の地域情報番組

『HGX』（エイチジーエックス）は、2000年4月から2003年3月にかけて、NHK鹿児島放送局で放送されていた地域情報番組です。毎週月曜日から金曜日の午後5時5分から6時までの時間帯に放送されました。この番組は、地域の魅力を伝えるためにさまざまなコーナーを設けており、視聴者との双方向のコミュニケーションを大切にしていました。

番組セットとビジュアル

番組のスタジオセットは、NHK鹿児島放送局の旧ラジオブースを再利用したものでした。このため、テーブルを挟んで対面で座るレイアウトが特徴的でした。後に放送された番組『おやっと5』でも同様のセットが使用されましたが、HGXとは異なり、丸型テーブルで並んで着席する形式がとられました。番組のロゴは、初めの2年間は黒地に赤色が使用され、最後の1年では白地に水色のデザインに変更されました。

番組構成

『HGX』の構成は多岐にわたり、視聴者が楽しめるように工夫されています。オープニングでは、キャスターの山口達也が「いつも愉快な東川真紀さんと、○○がお送りするHGX!」のようなキャッチフレーズを用いたナレーションを行います。このスタイルは、業務のイメージを明確にするためのものでした。

• - GO!GO!X: これは特集コーナーで、地域のイベントや話題を取り上げました。
• - ゴジゴジ: お便りやインタビューを中心に構成されたコーナーで、リスナーとの交流の場でもありました。
• - 音楽リクエスト: 視聴者からの音楽リクエストを紹介するコーナーも設定されていました。
• - 番組セレクション: 自局制作だけでなく、他県の局が制作した番組も流され、より広範な視点から地域の情報を提供していました。
• - エンディング: エンディングテーマとして、『おーい、ニッポン』鹿児島県編から「桜島」という曲が使用され、一般の高校生2人組の音楽ユニット、Proteinが歌っていました。

キャスターとその役割

この番組の主なキャスターは東川真紀で、不定期で他の男性アナウンサー（山崎智彦、浅野達朗、鈴木慶太など）が交代で担当しました。キャスターたちは、視聴者との親しみやすい接点を持ち、地域社会とのつながりを強める役割を担っていました。

番組名の由来

「HGX」というタイトルは、NHK鹿児島放送局のコールサインJOHGに由来しています。また、Xは「何でもアリ」というコンセプトを表していると説明されており、2003年1月9日の放送で語られました。

他県のNHK地域情報番組との連携

2003年1月には、NHK宮崎、熊本、長崎の各放送局と共同で『よかねネット九州』という企画番組が放送されました。この番組では、一日交代でそれぞれの局から地域情報を発信し、視聴者に九州全体の情報を提供しました。

『HGX』は、その個性的なスタイルと多様なコンテンツによって多くの視聴者に愛され続け、地域に根ざした番組として印象を残しました。

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