HIDEKI RECITAL - 秋ドラマチック

HIDEKI RECITAL - 秋ドラマチック

『HIDEKI RECITAL - 秋ドラマチック』は、1983年2月5日にリリースされた西城秀樹のライブアルバムです。このアルバムは、1982年11月21日に東京・日本武道館で行われたコンサートの模様を録音したもので、秀樹のパフォーマンスを楽しむことができる貴重な音源となっています。

コンサートの概要

このコンサートは、第9回目となる「HIDEKI RECITAL - 秋ドラマチック」と題され、西城秀樹の多彩な音楽スタイルが披露されました。アルバムには数々の名曲が収録されており、彼の歌声と共に、観客の熱気も感じられる一枚となっています。特に、収録曲「ラブ・イズ・オーバー」は、1983年のヒットチャートに登場する前にすでにこのライブで演奏されており、彼の音楽的先見の明を証明しています。

収録曲

このアルバムには、以下の12曲が収められています。

SIDE A

1. 愛と哀しみのボレロ（Les Uns et les Autres）
作曲：M. Legrand
編曲：前田憲男
- インストゥメンタルで始まるこの曲は、アルバムのオープニングを華やかに飾ります。

2. ライムライト（Limelight）
作詞・作曲：Chaplin
訳詞：万里村ゆき子
編曲：小六禮次郎
- 哀愁漂う歌詞が魅力のこの曲は、秀樹の表現力豊かな歌声によって聴衆を引き込みます。

3. やさしさとして想い出として
作詞・作曲：山木康世
編曲：斉藤泉一
- ふきのとうの作品のカバーで、しっとりとしたメロディが心に残ります。

4. カサブランカ（Casablanca）
作詞・作曲：B. Higgins, S. Limbo, J. Healy
訳詞：あまがいりゅうじ
編曲：前田憲男
- この曲もカバーで、独自のアレンジが施されています。

5. 素直になれなくて（Hard to Say I'm Sorry）
作詞・作曲：P. Cetera, D. Foster
訳詞：万里村ゆき子
編曲：前田憲男
- シカゴの名曲を秀樹が歌い上げ、聴き応えのあるパフォーマンスとなっています。

SIDE B

1. ラブ・イズ・オーバー
作詞・作曲：伊藤薫
編曲：前田憲男
- 欧陽菲菲のヒット曲のカバーで、ライブでの生演奏が特に熱気を帯びます。

2. 潮騒
作詞・作曲：五輪真弓
編曲：前田憲男
- 美しい自然を感じさせるメロディーと歌詞が印象的です。

3. 漂流者たち
作詞・作曲：石坂まさを
編曲：前田憲男
- 人生の哀愁を描いた作品で、秀樹の感情豊かな表現が聴きどころです。

4. 時代
作詞・作曲：中島みゆき
編曲：小六禮次郎
- 中島みゆきの名曲をどう歌い上げるのか、秀樹の解釈が楽しめます。

この『HIDEKI RECITAL - 秋ドラマチック』は、西城秀樹の多面的な才能を堪能できるライヴアルバムとして、多くのファンに愛されています。彼の音楽が持つ力強さや優しさ、そして詩的な魅力が感じられる内容となっており、1980年代の音楽シーンを象徴する貴重な一枚です。

もう一度検索