HN-6 (ミサイル)

HN-6/FN-6 (飛弩-6) 携帯式防空ミサイルシステム

HN-6（紅纓-6、红缨六号、HongYing-6）またはFN-6（飛弩-6、飞弩-6、FeiNu-6）は、中国精密機械進出口総公司（CPMIEC）が開発した携帯式防空ミサイルシステムです。前衛と同時期に開発され、輸出名称としてFN-6が用いられています。

概要

HN-6は、HN-5と同様に赤外線ホーミング（IRH）誘導方式を採用したミサイルで、低空域の防空を担います。開発においては、ロシアの9K34を参考にしたと考えられており、誘導方式も同様に、冷却措置を施した硫化鉛（PbS）焦電素子によるパッシブ赤外線ホーミングを採用しています。

派生型としてFN-16が存在し、FN-16では二波長光波ホーミング（IR/UVH）誘導が採用されたと言われています。

派生型

HN-6/FN-6: 初期型。
FN-16: 改良型。二波長光波ホーミング（IR/UVH）誘導を採用。
FB-6A: 車載型。

採用国

中国: 中国人民解放軍に少数導入。
マレーシア: KS-1A導入後に提案。2004年7月に技術移転に合意。
カンボジア: 2009年10月のパレードで、カンボジア軍兵士がFN-6およびFN-16を装備している様子が確認。
バングラデシュ: 陸軍が採用。
パキスタン
カタール: 2023年時点で、カタール空軍がFN-6を保有。
スーダン: 2007年の独立記念日のパレードにFN-6が登場。
ペルー: ペルー海軍向けに2009年7月に少数導入。
シリア: 自由シリア軍が装備。

脚注

* SinoDefence.comのアーカイブ (HongYing 6 (FN-6) Shoulder-Fired Air Defence Missile)

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