HOT HIT 100

HOT HIT 100

HOT HIT 100（ほっとひっとひゃく）は、日本テレビ系列で毎年夏に放送される大型チャリティー番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の中で、2003年（第26回）と2004年（第27回）の二度にわたって展開された音楽コーナー企画です。

企画の背景

この企画が誕生する前年、2002年（第25回）までの24時間テレビでは、『THE夜もヒッパレ』の特別版として『THE深夜もヒッパレCLUB24』が深夜帯に放送されていました。しかし、『THE夜もヒッパレ』本体が2002年9月をもってレギュラー放送を終了したため、その流れを汲む形で、2003年の24時間テレビから新たな音楽企画として『HOT HIT 100』がスタートしました。番組編成上は、感動的な物語が描かれるテレビドラマ枠の直後に位置づけられていました。

番組内容と特色

『HOT HIT 100』の基本的な構成は、前身である『THE夜もヒッパレ』のスタイルを踏襲していました。出演者がヒット曲を歌唱パフォーマンスするという点では共通していましたが、『HOT HIT 100』では特に著名人やゲストがお気に入りの楽曲を紹介する要素が加えられていた点が特徴的です。

番組の司会は、両年ともに山口智充さんが務めました。2003年には久本雅美さん、そしてその年の24時間テレビの番組パーソナリティも担当したオセロが脇を固めました。続く2004年には、山口智充さんに加えて石川亜沙美さん、この年も番組パーソナリティを務めたオセロ、さらに同年のスペシャルサポーターでありコーナーの総合司会も兼任した東山紀之さんが司会陣に加わりました。

番組のエンディングには、印象的な恒例演出がありました。出演者の一人がユーモラスな「ボケ」を披露し、それに合わせて他の芸人らが大げさに倒れる「コケ」のリアクションを見せます。この一連の流れの後、ボケた出演者が突如、24時間テレビのテーマソングである「サライ」を歌い始め、最終的にはその場にいる全員で「サライ」を大合唱してコーナーを締めくくるという流れでした。

スペシャルゲスト

この企画には、国内外の著名なゲストも出演し、コーナーに華を添えました。2003年には世界的ディーヴァであるセリーヌ・ディオンさんが、2004年にはジャズシンガーのノラ・ジョーンズさん、そして当時日本でも人気を博していた俳優のパク・ヨンハさんらがスペシャルゲストとして登場しました。

制作スタッフ

『HOT HIT 100』の制作には、多くのスタッフが携わりました。両年にわたり、構成を町山広美氏、カメラ分野ではSW（スイッチャー）を江村多加司氏、照明を阿部権治氏が担当しました。音効は佐藤裕二氏、音楽は多田暁氏らが務めています。美術面では、美術デザイナーとして道勧英樹氏が、装置として岩田有立氏が参加しました。特殊効果や装飾、電飾なども専門スタッフによって支えられています。TK（タイムキーパー）は坂本幸子氏らが担当しました。演出・ディレクター陣は多岐にわたり、佐藤正樹氏、浪岡厚生氏、藤原耕治氏らが両年に参加。プロデューサーは森下典子氏、演出プロデュースは三枝孝臣氏が中心となり、イー・カンパニーや日本テレビエンタープライズが制作に協力しました。

関連項目

24時間テレビ「愛は地球を救う」
THE夜もヒッパレ
* ミンナのテレビ（番組宣伝などで紹介されたことがある）

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