HOWLING SYMPHONY OF...

『HOWLING SYMPHONY OF...』は、日本のロックバンド、BEAT CRUSADERSがインディーズ時代にリリースした最初のアルバムです。このアルバムは、彼らの初期の音楽性を色濃く反映しており、後のメジャーデビューへと繋がる重要な作品と位置づけられています。

アルバムの特徴

アルバム全体を通して、手書きの曲名や歌詞が特徴的です。歌詞には日本語訳が添えられ、さらにギターコードが書き込まれているなど、DIY精神が感じられる作りとなっています。楽曲は、短く勢いのあるものが多く、BEAT CRUSADERS特有の疾走感とメロディセンスが光ります。

収録曲について

E.C.D.T.
作詞・作曲:Toru Hidaka
1stシングル｢NEVER POP ENOUGH e.p.｣にも収録
ベストアルバム｢BEST CRUSADERS｣にも収録
ミュージックビデオが制作されている
初期の代表曲の一つであり、ライブでも定番の曲

RATS ME
作詞・作曲:Toru Hidaka
ミュージックビデオはライブ映像を使用
ライブでの熱狂が伝わる映像

DERIDE
初期の楽曲に見られるアグレッシブな一面が押し出された曲

BALK
短いながらも、キャッチーなメロディーが印象的な曲

MEMENTO
インディーズデビュー前から演奏されていた曲

BASEBONE BOOGIE
曲自体は1分50秒程度で終わる
* 2分56秒から産屋敷光孝のボーカルが収録されている遊び心のある構成

総評

『HOWLING SYMPHONY OF...』は、BEAT CRUSADERSの初期衝動が凝縮されたアルバムであり、彼らの音楽的なルーツを知る上で非常に重要な作品です。手作りの温かみと、初期ならではの勢いが感じられるこのアルバムは、ファンならずとも必聴と言えるでしょう。後のメジャーシーンでの活躍を予感させる、可能性に満ちた一枚です。

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