HW-01F

Wi-Fi STATION HW-01F

Wi-Fi STATION HW-01Fは、ファーウェイ・テクノロジーズが開発し、NTTドコモから発売されたモバイルWi-Fiルーターです。この端末は、ドコモの高速通信サービス「Xi（クロッシィ）」に対応しており、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsという高速通信を実現しています。また、LTE回線だけでなく、FOMAハイスピード、GSM、公衆無線LANにも対応しており、様々な場所でWi-Fi通信を利用することができます。

主な特徴

• - 高速LTE通信: LTEによる超高速通信に対応し、快適なインターネット環境を提供します。800MHz、1.5GHz、1.7GHz、2GHzの4つの周波数帯に対応しています。
• - 自動ネットワーク切り替え: Xi、FOMA、無線LANなどのネットワークを自動で切り替えるため、最適な回線を常に利用できます。docomo Wi-Fiなどの公衆無線LANも利用可能です。
• - デュアルバンドWi-Fi: 2.4GHz帯に加え、干渉が少ない5GHz帯のWi-Fiも利用できます。5GHz帯では、DFS（Dynamic Frequency Selection）機能を搭載しており、気象レーダーなどの干渉波を検知すると自動的にチャンネルを切り替えることで、安定した通信を維持します。
• - タッチパネル液晶: 約2.4インチのカラー液晶タッチパネルを搭載しており、電波状況、バッテリー残量、接続台数、データ通信量などの情報を確認できます。端末単体で、接続先や省電力設定などの操作も可能です。
• - 専用アプリ連携: スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールし、本体のQRコードを読み取ることで、セキュリティキーの入力を省略して簡単に接続できます。
• - バッテリー: 1,780mAhのバッテリーを搭載しています。

詳細

この端末は、ファーウェイがNTTドコモ向けに開発したモバイルWi-Fiルーターとして、HW-02E以来の製品です。LTEによる高速通信は、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応しており、大容量のデータ通信もスムーズに行えます。対応周波数帯も広く、様々なエリアで快適な通信が可能です。

無線LAN機能は、IEEE802.11a/b/g/nに対応しており、2.4GHz帯と5GHz帯の両方を利用できます。特に5GHz帯は、一般的に干渉が少ないため、より安定した通信が可能です。DFS機能により、5GHz帯利用時の電波干渉を回避し、より快適に通信することができます。干渉を検知した場合は、一時的に電波を停止し、60秒間チャンネル検索が行われます。この間は、必要に応じて2.4GHz帯に切り替えることも可能です。

タッチパネル式の液晶ディスプレイにより、端末単体での操作性が向上しています。接続先の設定や省電力モードの設定変更などが、パソコンやスマートフォンを使わずに簡単に行えます。また、専用アプリを使用すれば、セキュリティキーを入力することなく、QRコードを読み取るだけで簡単に接続できるため、利便性が高いです。

歴史

• - 2013年10月10日: NTTドコモより製品発表。
• - 2014年2月20日: ファーウェージャパンデバイスのホームページにて製品情報が公開。
• - 2014年3月17日: 事前予約開始。
• - 2014年3月22日: 発売開始。

不具合・アップデート

2014年7月14日に機能バージョンアップを含むアップデートが実施されました。主な内容は以下の通りです。

• - 機能バージョンアップ

- LTE国際ローミングへの対応: 海外ローミング時にもLTEによる高速通信が可能になりました。これにより、LTEのON/OFF設定が追加されました。

• - 不具合修正

- Wi-Fiルーターのバッテリー残量が正しく表示されない場合がある不具合が修正されました。

このアップデートにより、ビルド番号が21.250.00.26.736から21.250.00.45.736に変更されました。

脚注

• - iFデザイン賞2014を受賞

外部リンク

• - HW-01F | 製品 | NTTドコモ
• - モバイルブロードバンド - HW-01F - 機能 - ファーウェージャパンデバイス

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