Hancom

Hancom (ハンコム) について

Hancom (ハンコム、旧称: Haansoft) は、韓国を代表するソフトウェア企業です。韓国では「한글과컴퓨터 (ハングルとコンピュータ)」の名で知られています。同社は、オフィススイートをはじめとする様々なソフトウェアの開発・販売を手がけており、特に韓国語ワープロソフト「アレアハングル」は、国内で圧倒的なシェアを誇る主力製品です。

成長と多角化

Hancomは、新製品の開発だけでなく、積極的に海外展開、事業の多角化、M&Aを進めてきました。2014年にはMDSテクノロジーを買収し、その後2015年にはDBK NetworksとiTextを買収するなど、その事業規模を拡大させてきました。これにより、画像編集ソリューション、企業向けSNS、クラウドサービス、音声認識など、オフィスソフトウェア以外のIT分野にも事業領域を広げています。

主な製品

Hancomが提供する主な製品は以下の通りです。

Hancom Office: オフィススイート。
アレアハングル (Hangul、Hanwordとも): 韓国でトップシェアを誇るワープロソフト。同社の主力製品です。
ハングルビューア: アレアハングルで作成されたファイルを開くための閲覧専用ソフト。
Hancell (旧 Nexel): 表計算ソフト。
Hanshow (旧 Haansoft Slide): プレゼンテーションソフト。日本ではジャストシステムが提携し「Agree」「JUST Slide」として販売していました。
Haansoft Linux: アジア市場向けに開発されたLinuxディストリビューション「Asianux」のHaansoftブランド。
ThinkFree Office: オフィススイート。

アレアハングル (Hangul)

アレアハングルは、韓国で最も普及しているワープロソフトです。その使いやすさと多機能性から、多くのユーザーに支持されています。教育現場やビジネスシーンなど、幅広い分野で利用されており、韓国のデジタル文化を支える重要なソフトウェアの一つです。

関連企業・技術

ジャストシステム: 日本のソフトウェア企業。かつてHancomと提携し、プレゼンテーションソフトを日本語ローカライズして販売していました。
Asianux/Haansoft Linux: アジア市場をターゲットにしたLinuxディストリビューションで、Hancomが開発に携わっています。

その他の情報

Hancomは、テクノロジーの進化に対応しながら、常に新しい技術や製品を開発しています。クラウドやAIなどの最新技術を積極的に取り入れ、より高度なソフトウェアを提供することを目指しています。同社の今後の動向にも注目が集まっています。

外部リンク

Hancom Office (日本語)

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