Here we are

「here we are」（ヒア・ウィー・アー）について



「here we are」は、華原朋美の12枚目のシングルで、1998年7月29日にWARNER MUSIC JAPANからリリースされました。この曲は前作のロック調とは対照的に、しっとりとしたバラードとして多くのリスナーに愛されています。

制作の背景


この楽曲は、プロデューサーであり作曲家の小室哲哉が手がけました。彼は、ある朝に目覚めた際、すでにイントロからアウトロまでのメロディを全て完成させていたといいます。そのため、急いでピアノに向かい、旋律とコード進行を確認するというエピソードがあります。また、華原朋美から「“I'm proud”のような曲を歌いたい」というリクエストを受けていたこともあり、彼女の要望に応えることができたことを嬉しく思ったとも語っています。小室はこの曲を「ここ2年で最もよく出来た曲」と位置づけ、商業的成功に関わらず、この楽曲の質が今後の自身にとって重要な基準になると述べています。

華原朋美の思い


歌入れは前作「tumblin' dice」の発売からわずか1週間後に始まりました。華原はこの曲を歌う中で、「強くて素直になる女性」を感じ取り、自身の歌唱に一層の思いを込めたと話しています。この曲との出会いが作品として残ることの重要性についての再認識となり、特に小室から「本当に良い曲だ」と評価されたことは、彼女にとって大きな喜びとなったようです。

主題歌としての役割


このシングルは、1998年のTBS系金曜ドラマ「ランデヴー」の主題歌としても使われました。このドラマは田中美佐子と桃井かおりがW主演を務めており、華原にとっては初めてのドラマ主題歌の経験でした。彼女は桃井かおりとの対談を雑誌で行うことになり、楽曲を通じて新たな出会いの場が生まれました。

収録情報


曲の特徴として、間奏部分では小室自身が演奏したブルースハープがフィーチャーされています。この楽曲のプロモーションビデオ（PV）は、鎌倉の寺やカナダで撮影され、フルサイズで制作されましたが、商品化はされていません。

リリース時には、渋谷パルコ前で華原がイラストを描くイベントが行われ、HMV渋谷でも発売記念イベントが開催されました。さらに、アルバム「Nine cubes」にはエコーを施したバージョンが収録されています。

収録曲


  • - here we are [Single Mix]
  • - here we are [Acoustic Mix with TK]
  • - here we are [Instrumental]

制作陣



アルバム収録



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