HINGE

『HINGE』は、カナダ出身のドラマー、シェーン・ガラースが2005年にリリースした2枚目のオリジナルアルバムです。

このアルバムは、ガラースのドラムの才能が際立つだけでなく、作曲家としての彼の多才さも示しています。収録されている楽曲は、ロック、ポップ、ファンクなど、幅広いジャンルにまたがり、バラエティ豊かな音楽体験を提供します。

アルバムのオープニングを飾る「To The Ground」は、力強いドラムとギターリフが印象的なロックナンバーです。続く「Inside Out」は、キャッチーなメロディとリズミカルな構成が特徴で、聴く者を惹きつけます。「Just Like You」は、ミディアムテンポの曲で、親しみやすいメロディと心に響く歌詞が魅力です。ブルースハープが印象的な「Hearing What You Said」は、ゲストミュージシャンとして参加した稲葉浩志の演奏が楽曲に深みを与えています。インストゥルメンタルの「The Wave」は、ガラースのドラムテクニックが際立つ楽曲です。

アルバム中盤以降も、バラエティ豊かな楽曲が続きます。「Broken Stranger」は、哀愁漂うメロディが印象的なバラードです。「Sickify」は、グルーヴ感あふれるファンキーなナンバーです。「Funny People」は、軽快なリズムとユーモラスな歌詞が特徴的です。「Derailed」は、ハードロック調のパワフルな楽曲です。「Til Forever Ends」は、美しいメロディと壮大なスケール感が印象的なバラードです。「Respect The Zamboni」は、独特なタイトルとユニークなリズムが耳に残る楽曲です。そして、アルバムを締めくくる「Party Dude(The Second Coming)」は、アップテンポでライブ映えするナンバーです。

参加ミュージシャンとして、B’zのボーカリストである稲葉浩志が、楽曲「Hearing What You Said」でブルースハープを演奏しています。このコラボレーションは、アルバムに華を添えるだけでなく、音楽ファンにとっても聴きどころの一つとなっています。

『HINGE』は、シェーン・ガラースの音楽的な才能を存分に発揮した作品であり、2005年の音楽シーンにおいて、高い評価を得ました。幅広い音楽性を持つこのアルバムは、ロックファンだけでなく、様々なジャンルの音楽を愛する人々にとって、聴き応えのある一枚と言えるでしょう。

もう一度検索