IKK

株式会社IKKの概略

株式会社IKKは、静岡県沼津市に本社を持つ、電動油圧式鉄筋カッターや鉄筋ベンダー、油圧パンチャーといった鉄筋加工用機器を専門に製造する企業です。もともとは1959年に石原機械工業株式会社として創業し、エンジン削岩機の分野でスタートしました。1974年には、国内初の電動油圧式鉄筋カッターを開発し、その後の成長を支える基盤となりました。現在、IKKはサンコーテクノ株式会社のグループに属し、業界内での信頼性を高めています。

企業の歴史

IKKの歴史は1959年に遡ります。創業当初から自動削岩機の製造販売を行っており、1965年にはエンジン削岩機を開発し、国際的にも特許を取得しました。1970年には中国市場への輸出を開始し、その成果が認められて通産大臣から表彰を受けました。1973年には、沼津鉄工団地に移転し、更なる技術革新を進めていきました。

1974年には、携帯式電動油圧カッターDC-13を開発し、これが大ヒット商品となります。その後も油圧式鉄筋ベンダーやポータブルベンダー、電動油圧パンチャーといった新製品を次々に開発し、業界内での地位を確立しました。IKKは2004年にサンコーテクノ株式会社のグループに加わり、企業名を2006年には株式会社IKKに変更しました。

DIAMONDブランドの意義

IKKが展開するDIAMONDブランドは、「丈夫で壊れない」という哲学を基にしています。このブランド名は、顧客に高品質な製品を提供するという強い意志を反映しています。同業他社には、株式会社オグラや育良精機株式会社などがありますが、IKKはその中でも特に優れた性能と信頼性のある製品を市場に供給し続けています。

主な製品

IKKの代表的な製品ラインナップには、電動油圧鉄筋カッターがあります。この装置は、整流子モーターのローターに偏心部分を設け、それに複数のプランジャーポンプを配置することで、超高圧の油を送ります。この油圧によってシリンダー内のピストンが動き、鉄筋を効率よく切断できる仕組みになっています。また、鉄筋ベンダーや油圧パンチャーについても同様の基本構造を活かし、様々なニーズに応える製品を揃えています。

技術革新と研究開発

IKKは常に技術革新に注力しており、数々の特許を取得しています。たとえば、携帯用油圧式切断機や曲げ加工装置用の各種機構に関する特許があり、これによって他社との差別化を図っています。また、製品に関する研究開発も進めており、市場のニーズに応じた新しい機器の開発に力を入れています。

まとめ

株式会社IKKは、長い歴史と技術力を背景に鉄筋加工機器の専門メーカーとして業界での地位を築いてきました。DIAMONDブランドのもと、より安全で高品質な製品の提供に努めているIKKは、今後もさらなる成長が期待されます。

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