IT'S ALL ABOUT LOVE

『IT'S ALL ABOUT LOVE』について

『IT'S ALL ABOUT LOVE』（イッツオールアバウトラブ）は、2002年9月19日に発売されたDREAMS COME TRUEの30thシングルです。この作品は、西川隆宏がグループを脱退した後にリリースされた初めてのシングルであり、全編英語詞のシングルとしては1994年に発表された「WHEREVER YOU ARE」以来、実に8年5か月ぶりの新曲となります。おまけに、DREAMS COME TRUEのシングルの中でも唯一、インディーズから発表された作品です。実際の発売元である「DCT Records」は、DREAMS COME TRUE自身が運営するインディーズレーベルで、流通はダイキサウンドが担当しています。

収録曲の詳細

このシングルには、特に「IT'S ALL ABOUT LOVE」がメインのトラックとして収録されています。この曲は、爽健美茶とのコラボレーションソングであり、メンバー自身もCMに出演しました。また、この楽曲は、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件を受けて制作されたという背景を持っています。歌詞には、愛や希望の重要性が表現されており、聴く人々に深いメッセージを届けています。

音楽ビデオは、オリジナル版とアコースティックバージョンの2つが存在し、そのどちらも曲の世界観を美しく表現しています。また、同年に開催された全国ツアー「2002:monkey girl odyssey arena-mix」では、発売に先駆けてこの曲が披露され、その際、メンバーの中村正人が英語詞の訳を読み上げてから演奏するという演出が行われました。このように、公演を通じてファンとの絆を深めた瞬間は特に印象的でした。

シングルには、他にも「SAY IT」と「IT'S ALL ABOUT LOVE -acoustic version-」、さらに「SAY IT -acoustic version-」が含まれており、これらはそれぞれの歌の魅力を引き立てています。アコースティックバージョンは、よりシンプルでありながら深い感情を表現しており、リスナーにとって新たな聴き方を提供しています。

アルバムでの収録

『IT'S ALL ABOUT LOVE』は、後にベストアルバム『LOVE OVERFLOWS -ASIAN EDITION-』（2004年3月3日発売）にも収録されました。また、2011年6月29日には「THE SOUL FOR THE PEOPLE 〜東日本大震災支援ベストアルバム〜」にも収められており、様々な形で多くの人々に受け入れられています。

このように、『IT'S ALL ABOUT LOVE』はDREAMS COME TRUEの音楽キャリアにおいて、重要な位置を占める作品であり、多くのファンに愛され続けている楽曲です。

もう一度検索