IWork

iWorkは、Appleが開発・提供しているオフィススイートです。ワープロソフトのPages、プレゼンテーションソフトのKeynote、表計算ソフトのNumbersの3つのアプリケーションで構成されています。2013年10月22日以降、MacやiOSデバイスの新規購入者に対して無料で提供されています。

iWorkの概要

iWorkは、もともとAppleWorksの後継としてパッケージ販売されていました。当初はKeynoteとPagesのセットとして登場し、その後Numbersが加わりました。2010年にはiOS版がリリースされ、iPadで動作するよう設計されました。現在では、iCloudとの連携により、iWork for iCloudとして様々なプラットフォームで利用可能です。

歴史

2005年1月: それまで単独製品であったKeynoteが、新たに登場したPagesとセットになり、「iWork '05」として販売開始。
2006年1月: 「iWork '06」が発売開始。ユニバーサルバイナリ化が実施されました。
2007年8月: 「iWork '08」が発売開始。新たにNumbersが追加されました。
2009年1月6日: 「iWork '09」(9.0)発売開始。Mac OS X Tiger v10.4.11以降に対応。iWork.com(beta)が発表され、iWorkで作成したドキュメントを共有できるようになりました。
2010年4月3日: iWork for iPadが発売開始。3つのアプリケーションが個別に販売されました。
2011年1月6日: Mac App StoreでMac OS X版の3つのアプリケーションが個別に販売開始。
2011年5月31日: iPad版がユニバーサルアプリケーション化し、iOS全般に対応。
2011年7月20日: iWork 9.1がリリース。Mac OS X Lionのフルスクリーン、再開、自動保存、バージョンの機能がサポートされました。
2012年7月24日: iWork 9.2がリリース。OS X Mountain LionのiCloud、音声入力、Retinaディスプレイのサポートが追加されました。
2012年12月4日: iWork 9.3がリリース。
2013年6月10日: WWDC2013にて、iWork for iCloudとしてWebアプリケーション版を年内に提供することが発表。
2013年7月19日: iWork for iCloud public betaテストが開始。
2013年10月22日: Mac版、iOS版ともに大幅なアップデートが実施され、この日以降にMac, iOS機器を新規購入したユーザーにiWorkが無償提供されることになりました。
2015年10月: iCloud版のKeynote, Pages, Numbersがリリース。ベータ版から多くの機能改善と対応言語の増加が行われました。
2015年11月11日: Mac版、iOS版ともに大幅なアップデートが実施され、El Capitan、iOS 9の新機能（Split View、Force Touch、3D Touchなど）に対応しました。
2016年9月13日: iOS版が大幅にアップデートされ、iOS 10以降が必須となりました。
2016年9月20日: Mac版が大幅にアップデートされ、macOS Sierra以降が必須となりました。

各アプリケーションの詳細

Pages: ワープロソフトとして、文書作成、レポート作成、フライヤー作成などに利用できます。豊富なテンプレートとレイアウトオプションが用意されており、美しいドキュメントを簡単に作成できます。
Keynote: プレゼンテーションソフトとして、スライドショーの作成に利用されます。洗練されたデザインのテンプレートやアニメーション効果が豊富に用意されており、印象的なプレゼンテーションを作成できます。
Numbers: 表計算ソフトとして、データ分析、グラフ作成、リスト作成などに利用できます。柔軟な表計算機能と視覚的なグラフ作成機能により、データを分かりやすく表現できます。

関連項目

オフィススイートの比較に関するページへのリンク'>オフィススイートの比較
iLife

外部リンク

iWork - Apple（日本） 公式サイト
iCloud

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