Infinite synthesis 3

fripSide『infinite synthesis 3』解説

fripSideの『infinite synthesis 3』は、2016年10月5日にリリースされた第2期4枚目（通算9枚目）のオリジナルアルバムです。前作『infinite synthesis 2』から約2年1ヶ月ぶりとなる本作は、fripSideのテーマである「infinite synthesis（無限のシンセシス）」をより深く追求し、音楽性の幅広さを示しています。

アルバムの特徴

八木沼悟志は、「infinite synthesis」をfripSideの活動の幅を表すものとして公言しており、本作では川﨑海や齋藤真也といった新たな才能が参加し、楽曲に多様なアイデアが取り入れられています。八木沼は、異なる音楽的背景を持つ人々の力を借りることで、より面白い音楽を生み出したいと語っています。

リリース形態と特典

初回限定盤Blu-ray版、初回限定盤DVD版、通常盤の3形態で発売されました。初回限定盤には、リード曲「1983-schwarzesmarken- (IS3 version)」のミュージックビデオとそのメイキング映像、スポットCM映像、オランダでのドキュメンタリー映像、そして2015年のライブツアー『fripSide concert tour 2015 〜infinite synchronicity〜』のライブ映像を収録したBlu-rayまたはDVDが同梱されています。また、全形態の初回生産分には、後のライブツアーのチケット先行申込券が封入されました。

収録曲について

アルバムには、インストゥルメンタル曲「2016 -Third cosmic velocity-」や、シングル曲「Luminize」「Two souls -toward the truth-」「white forces -IS3 edition-」などが収録されています。特に「white forces -IS3 edition-」は、シングルバージョンとは異なるイントロが追加され、新たな魅力を引き出しています。また、第1期の楽曲「magicaride -version2016-」と「crescendo -version2016-」のセルフカバーも収録されており、fripSideの歴史を感じることができます。

「1983-schwarzesmarken- (IS3 version)」のミュージックビデオは、「LEVEL5-judgelight-」と同じく中国の青島市内で撮影され、エスパー伊東や髭男爵がゲスト出演しています。

参加ミュージシャン

八木沼悟志（Synthesizer & Programming）、南條愛乃（Vocal）に加え、a2c、井上裕治、戸口田隆広などのギタリスト、八木一美（Drums, Harp）、齋藤真也（Strings Programming）が参加しています。ライブでは、星野威と大島信彦のツインギター編成が特徴的です。

タイアップ情報

収録曲は、テレビアニメ『フューチャーカード バディファイト 100』、ゲームソフト『シュヴァルツェスマーケン 紅血の紋章』『マジカライド』、テレビアニメ『終わりのセラフ 名古屋決戦編』『シュヴァルツェスマーケン』、ブラウザゲーム『超銀河船団∞ -INFINITY-』などのタイアップとして使用されています。

まとめ

『infinite synthesis 3』は、fripSideの進化と多様性を示すアルバムであり、これまでの活動の集大成とも言える作品です。新旧の楽曲が織り交ぜられ、fripSideの新たな魅力が発見できるでしょう。

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