Inside/Outside

アルバム『Inside/Outside』の魅力

1980年10月21日にリリースされた石川ひとみのアルバム『Inside/Outside』は、彼女の4枚目の作品です。このアルバムは当時の音楽シーンに大きな影響を与え、リスナーに新たな感動をもたらしました。リリース元はNAVレコードであり、アルバムには先行シングル「秋が燃える」に加えて、そのB面曲「さよならGood-bye」も収録されています。

未CD化の歴史

『Inside/Outside』は、初めての発売から長い間、CDとしての再発が行われず、多くのファンにとっては幻の作品とされていました。そのため、アナログ盤やカセットテープでしか楽しむことができない状況が続いていました。しかし、2004年1月にリリースされた『78-83 ぼくらのベスト2 石川ひとみ CD-BOX』の中で、ついにデジタル音源として復刻されることになりました。このことは、多くのファンにとって待望のニュースでした。

収録曲の魅力

このアルバムは、全10曲が収録されており、各曲は独自の雰囲気とメッセージを持っています。ここでは、いくつかの特筆すべき楽曲を紹介しましょう。

Side A

1. 思いがけない序章（プロローグ）
作詞: 武衛尚子／作曲: 芳野藤丸／編曲: 大村雅朗
アルバムの幕開けを飾るこの曲は、聴く者を心地よい世界に誘います。

2. 私はかもめ
作詞: たかたかし／作曲: 佐瀬寿一／編曲: 渡辺茂樹
旅立ちをテーマにしたこの曲は、自由と解放感を感じることができます。

3. さよならGood-bye
作詞: たかたかし／作曲: 井上鑑／編曲: 渡辺茂樹
別れの切なさが伝わるメロディーは、多くの人々の心に響きます。

4. 気まぐれフィーリング
作詞: 武衛尚子／作曲・編曲: 水谷公生
サウンドが軽快で、気持ちが明るくなる楽曲です。

5. Blue Dancing
作詞: 島エリナ／作曲: Paul Fantasia／編曲: 渡辺茂樹
ミステリアスでモダンな印象を与える一曲です。

Side B

1. シャイニング スカイ
作詞: 竜真知子／作曲: 水谷公生／編曲: 船山基紀
明るく輝かしい空をイメージさせる楽曲。

2. 秋が燃える
作詞: 岡田冨美子／作曲: 佐瀬寿一／編曲: 渡辺茂樹
季節の移り変わりを感じさせる、感情豊かな曲です。

3. 愛のたずねびと
作詞: 竜真知子／作曲・編曲: 後藤次利
愛を求める切なさが表現されています。

4. 一枚の写真
作詞・作曲: 鹿島豪也／編曲: 渡辺茂樹
思い出の風景が浮かび上がるようなメロディ。

5. 海のようなやさしさで…
作詞: 武衛尚子／作曲: 和泉常寛／編曲: 渡辺茂樹
穏やかで心が癒される楽曲。

結論

『Inside/Outside』は、石川ひとみの音楽キャリアの中でも特に重要な作品であり、未CD化の時期を経てデジタルで蘇ったことにより、今再び注目を集めています。各楽曲には実力派アーティストによる素晴らしい楽曲が並び、彼女の魅力が存分に発揮されています。このアルバムを通じて、80年代の音楽シーンを感じながら、今なお色あせない名曲たちを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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