Intimacy

小柳ゆき『intimacy』(Yuki Koyanagi with Nathan Morris & Shawn Stockman of BOYZ II MEN)

2002年4月24日にワーナーミュージック・ジャパン/DREAM MACHINEからリリースされた、小柳ゆきのミニアルバム『intimacy』は、R&Bコーラスグループ、ボーイズIIメン（ネイザン・モリス & ショーン・ストックマン）とのコラボレーション作品として注目を集めました。

制作の背景

本作は、日本の音楽番組『ミュージックフェア』での小柳ゆきとボーイズIIメンの共演がきっかけとなり、制作がスタートしました。この出会いから、単なる共演に留まらず、互いの音楽性を深く理解し、尊重し合う関係が築かれ、アルバム制作へと発展しました。

レコーディングは、東京とフィラデルフィアの2ヶ所で行われました。2001年11月にはショーン・ストックマンが来日し、ヴォーカル入れに立ち会いました。その後、2002年3月上旬には小柳ゆきがアメリカへ渡り、収録を行うというプロセスで制作が進められました。ボーイズIIメンの二人は、プロデュースだけでなく、コーラスやデュエットでも全面的に参加し、アルバムに深みと彩りを加えています。

小柳ゆきは、本作の制作を通して、ボーカル面でボーイズIIメンから多大な影響を受けたと語っています。彼らの音楽に対する真摯な姿勢や、卓越したボーカル技術に触発され、自身の表現力を高めることができたと述べています。

楽曲について

『intimacy』は、全曲英語詞で構成されており、小柳ゆきの新たな一面を垣間見ることができます。また、このアルバムはアジア全域でもリリースされ、幅広い層の音楽ファンに届けられました。

収録曲は以下の通りです。

1. OVER THE PAIN
2. Boyz Don't Cry
3. I Don't Want To Think About It
4. Keep On Loving Me
5. Head Over Heels
6. Been So Long
7. To See You Again
8. Just One More Time
9. Home Again

これらの楽曲は、ネイザン・モリスとショーン・ストックマンによって作曲され、彼らの音楽的な才能が遺憾なく発揮されています。R&Bの要素を取り入れつつも、小柳ゆきのオリジナリティが際立つ、聴きごたえのある作品群です。

まとめ

『intimacy』は、小柳ゆきとボーイズIIメンという、異なる文化を持つアーティスト同士が、音楽を通じて心を通わせ、創造性を融合させた貴重な作品です。彼女のキャリアにおいても重要な位置を占めるこのアルバムは、音楽ファンにとって必聴の一枚と言えるでしょう。

作品紹介ページ

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