J SPORTS cycle road raceの概要
J SPORTS cycle road raceは、
J SPORTSが制作・放送する自転車ロードレースの中継番組を意味します。このプログラムは、特に自転車ファンにとって重要な情報源となっており、さまざまな国際的な自転車レースをカバーしています。
歴史
J SPORTSの前身であるSKY sportsがフジテレビの主要株主であったことから、
1998年に始まったツール・ド・フランスの生中継がこのプログラムのスタートとなります。
2004年までツール・ド・フランスの放映権を持っていたフジテレビの影響もあり、次第にジロ・デ・イタリアやブエルタ・ア・エスパーニャの放映権も取得し、2006年からはこれらの大会も生中継されるようになりました。また、UCI世界自転車選手権のロードレースも2006年から2010年まで放送されました。
2009年、
J SPORTSはフランスのASOとツール・ド・フランスなどの主要7つのレースの日本における独占放映権契約を締結しました。この契約により、視聴者はこれらのレースをリアルタイムで楽しむことができるようになりました。
放送内容
生中継は主に
J SPORTS 4(旧J sports Plus)で行われ、場合によっては他のチャンネルでも放送されることがあります。特に、プロ野球やJリーグの中継との競合があった場合、その調整も行われます。また、大会終了後にはリピート放送が
J SPORTS 3などでも行われ、視聴者は見逃したレースを再び楽しめる仕組みが整っています。さらに、インターネットサービスの活用も進んでおり、公式ウェブサイトでスタートリストのPDF配信や、
Twitterを通じた質問の受付が行われ、視聴者とのインタラクションも図られています。
中継される主なレース
グランツールレース
- - ジロ・デ・イタリア(2002年 - 2016年、2021年 - 現在)
- - ツール・ド・フランス
- - ブエルタ・ア・エスパーニャ
- - UCI世界自転車選手権ロードレース(過去放送あり)
その他の主催レース
- - パリ〜ニース
- - パリ〜ルーベ
- - フレッシュ・ワロンヌ(2010年より)
- - リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ
- - パリ〜ツール
- - クリテリウム・デュ・ドフィネ
- - ミラノ〜サンレモ
- - ロンド・ファン・フラーンデレン
- - アムステルゴールドレース
- - ツアー・オブ・カリフォルニア
- - ツール・ド・スイス
- - ジャパンカップサイクルロードレース(2018年までは録画放送)
- - 全日本自転車競技選手権大会ロードレース(2012年より)
実況・解説体制
放送の実況は基本的に1名の実況者と1名の解説者の体制で行われますが、特に大規模なレースでは2名が解説することもあります。出場選手や視聴者とのインタラクションも大切にされており、現役選手や著名なゲストが解説に加わることもあります。現在の実況者には
サッシャや谷口廣明などが名を連ねています。解説者も栗村修や永井孝樹など、自転車に精通した専門家が担当しています。
関連番組
自転車に関する知識を深めるための関連番組も数多く放送されており、「自転車のススメ」などがその一例です。これらの番組では、知識や技術を学びながら、自転車ロードレースの魅力をより深く理解することができます。
J SPORTS cycle road raceは、自転車レースのエンターテイメント性を提供し、多くのファンに支持されています。さまざまなレースを通じて、観る者を魅了し続けているのです。