J's GOAL

J's GOALについて

J's GOAL（ジェイズ・ゴール）は、公益社団法人日本プロサッカーリーグとその関連会社である株式会社Jリーグが運営していた日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）の公認ファンサイトです。1993年にスタートし、サポーターに向けた情報を提供していました。

サービスの発展

J's GOALは1993年、Jリーグ映像（後のJリーグメディアプロモーション）によって全国主要都市でテレホンサービスとしてスタートしました。試合結果や進行状況、各クラブの最新情報を提供し、ナビゲーターとして福田英次、酒井道代、桜井加代子が活躍しました。

その後、2002年からはインターネット版のサービスを始め、特に「サポーター目線」「スピード」「豊富なコンテンツ量」を基本にしていました。サポーターが普段メディアに取り上げられないようなスタジアムの風景を取材し、多くの写真を掲載していたのが特徴です。また、Jリーグの公式発表や一部スポーツ新聞の記事も迅速に配信し、高い情報の集積度を誇っていました。

さらに、J's GOAL TVでは選手からのメッセージや得点シーンの動画配信も行い、日本サッカー協会の公式リリースを掲載することで、サッカー日本代表に関する情報も提供していました。ですが、J's GOALは報道メディアではなく、特に試合後の会見での一方的な意見を載せることは避けていました。

J2クラブの支援と特別な取り組み

J1に比べて注目度の低いJ2クラブには専属のライターを配置し、「J2日記」として試合以外の出来事をリポートしました。その結果、東邦出版から毎年「J2白書」が出版され、多くのファンに親しまれていました。しかし、2014年に始まったJ3リーグについては記録されていませんでした。

サイト統合とその後

2015年にはJ's GOALがJリーグ公式サイトやJ3リーグ公式サイトと統合されることが発表され、新たに「J.LEAGUE.jp」としてリニューアルされる旨が告知されました。その際、過去のコンテンツの取り扱いについての情報は不明でしたが、個人情報が速やかに削除される旨の声明があり、事実上のサイト終了が示唆されました。新サイトが誕生した後、旧コンテンツはアクセスできなくなり、新サイトにリダイレクトされる形になりました。

2015年7月には「J's GOALアーカイブ」として一部コンテンツが復活しましたが、正式な運営は2015年10月に村井満Jリーグチェアマンの発表によりその年のヤマザキナビスコカップ決勝前週にリニューアルされることが発表されました。再オープン後はスマートフォン対応のサイトも実装され、2016年シーズンから本格運用が開始されました。

J's GOALの運営終了

しかし、2020年12月1日、新型コロナウイルスの影響でデジタル戦略の見直しが行われ、J's GOALの運営が2020年12月28日で終了することが発表されました。コンテンツの一部は、立ち上げメンバーが運営する新サイト「J's LINK」に引き継がれました。

提供していたコンテンツ

J's GOALでは、試合経過や結果の速報をはじめ、スポーツ新聞によるJリーグ記事の集約、各種記録集、コラム、インタビュー、クラブ情報、クイズや予想ゲームなど、多岐にわたるコンテンツを提供していました。特に「toto予想」ではサポーター同士が競い合い、優勝クラブへの備品が贈られる企画も行われていました。

また、心霊写真騒動などの話題もあり、その内容はファンの間で注目を集めました。これに関しては、後に編集部から説明があり、偶然写った選手の手であったとされ、一時的に話題となりました。

書籍や監修

J's GOALでは「スタジアムの感動を!J's GOALの熱き挑戦」と題した書籍や、J2白書等もあり、Jリーグに関する重要な資料を提供していました。また、オフィシャル書籍の監修も行い、ファンのためのガイドを発行するなど、サッカーファンの支援に努めていました。

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