Jキッズ牙

Jキッズ牙

『Jキッズ牙』（ジェイキッズきば）は、講談社の漫画雑誌『コミックボンボン』に連載されていた、はやさかゆうによるサッカー[[漫画]]です。

あらすじ

物語は、主人公の少年・キバが、旅行中に親とはぐれ、ブラジルのサンパウロのスラム街でストリートチルドレンとして暮らすところから始まります。そこでキバは、日本から帰省中のカリオカという人物に見出され、日本のプロサッカーリーグであるAJ（オールジャパン）プロリーグへと導かれます。

ヴェルティ（モデルはヴェルディ川崎）に超大型助っ人として加入したキバは、数々のライバルたちとの激しい試合を繰り広げながら成長していきます。そして、様々な困難を乗り越え、最終的には生き別れになっていた実の親との再会を果たすまでが描かれています。

登場人物

キバ・コージ
本作の主人公。12歳くらいの小柄な少年で、その自由奔放なプレイスタイルから「山猫（オセロット）」という愛称で呼ばれています。ヴェルティに所属し、その卓越したサッカーセンスでチームを勝利に導きます。

カリオカ
ヴェルティの選手で、キバをサンパウロのスラム街から日本へ連れてきた人物。モデルは元サッカー選手のラモス瑠偉。

カズ
ヴェルティの選手。当初はキバのような子供がAJプロリーグで活躍することに懐疑的でしたが、キバのプレーを見てその才能を認めます。後にセリエAへ移籍する際、チームの優勝を願って身につけていたミサンガをキバに託します。モデルは三浦知良。

ブジヨシ
ヴェルティの選手。作中では主にギャグ担当として登場します。モデルは藤吉信次。

ジーゴ
アンドラーズ（モデルは鹿島アントラーズ）の選手。カズと同様に、最初はキバに対して懐疑的な態度をとっていましたが、対戦後には「キバがプロとして5年耐えられたら、ペレを超えるスターになれるだろう」と評価しました。モデルはジーコ。

ミハエル・フェルスター
レッド（モデルは浦和レッズ）の選手。14歳にしてドイツ・ブンデスリーガでレギュラーとして活躍していたという触れ込みで、鳴り物入りでレッドに加入した少年Jリーガー。キバのライバルとして登場します。

内田ミカ
ヴェルティのサポーターで、キバのガールフレンド。トラックに轢かれそうになったところをキバに助けられますが、勘違いからキバにビンタをしてしまいます。この出来事から、キバからは「ビンタ女」と呼ばれるようになります。

単行本

単行本はボンボンKCとして全2巻が発行されています。しかし、連載された後半部分、特に最終話は単行本には未収録となっています。

ISBN 4-06-321722-1（1994年11月）
* ISBN 4-06-321753-1（1995年9月）

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