J-MAX

株式会社J-MAXの概要

株式会社J-MAX（英: J-MAX Co., Ltd.）は、岐阜県大垣市に本社を構える企業で、自動車用のプレス金型や各種部品の製造及び販売を行っています。かつては「株式会社丸順」という名前で知られていましたが、2018年に現在の社名に改称しました。

沿革

創業からの歩み

この企業の始まりは1952年7月に遡ります。創業当初は、丸順精器工業として産声を上げ、その後1960年に株式会社として法人化されました。自動車業界との関わりも深く、1971年にはホンダディーラーの子会社を設立。当初から自動車業界に特化したビジネスモデルを確立していました。

1997年には社名を「株式会社丸順」に変更し、1999年には名古屋証券取引所2部に上場を果たしました。

企業の変革と合併の試み

2014年には、ホンダ系の別の自動車部品メーカーである株式会社ベステックスキョーエイとの合併が予定されていましたが、2015年にはその合意を解消。これにより、独自の成長戦略を模索し続けることになります。2017年には東プレ株式会社との資本業務提携を結び、その後持分法適用会社となりました。

経営資源の選択集中

2018年3月には、経営資源の選択集中を進めるため、子会社のホンダ四輪販売丸順の全株式を譲渡します。この譲渡は、ホンダカーズ東海と創業一族の今川家に分かれ、本社にとって新たな方向性を示すものでした。2021年には、ホンダ四輪販売丸順はホンダカーズ東海の完全子会社となり、今川家は経営からの撤退が決定されました。

社名変更と新たな展望

2022年4月1日、ホンダ四輪販売丸順がホンダカーズ東海と合併し、法人として消滅しました。それに伴い、伊吹絵と呼ばれるディーラー公認団体も解散し、会社としては大きな変革を迎えました。同年7月1日には、再び社名を「株式会社J-MAX」に変更し、新たなスタートを切ることになりました。

事業所

株式会社J-MAXは、岐阜県大垣市内に本社及び上石津工場を持ち、自動車部品や金型、治具、検具の製造を行っています。また、浅西工場や養老工場も岐阜県大垣市に位置し、それぞれ自動車部品や精密プレス部品の製造を手掛けています。

他にも、栃木県宇都宮市に開発センターを設置し、営業や開発を行っているほか、三重県鈴鹿市には鈴鹿工場があります。これらの拠点を活用し、高品質な製品を提供し続けています。

企業の未来

J-MAXは、これまでの歴史を生かしつつ、今後も自動車業界において競争力を高めるための努力を続けていくことでしょう。経営資源の最適化や新たな技術の導入を通じて、持続可能な成長を目指す姿勢は、今後の発展に大いに期待されます。

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