J.A.ハップ

J.A.ハップ：MLBを渡り歩いた技巧派左腕

ジェームズ・アンソニー・ハップ（James Anthony Happ, 1982年10月19日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として、MLBの複数の球団で活躍しました。その愛称は「ハッパー」。

プロ入りとMLBデビュー

2004年のMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから3巡目指名を受けプロ入り。マイナーリーグでの経験を経て、2007年にフィリーズでメジャーデビューを果たしました。

ローテーション投手へ

2009年にはフィリーズで先発ローテーションの一角を担い、12勝を挙げる活躍を見せました。新人王候補にもなりましたが、惜しくも2位。

移籍と新たな挑戦

その後、ヒューストン・アストロズ、トロント・ブルージェイズ、シアトル・マリナーズ、ピッツバーグ・パイレーツなど複数の球団を渡り歩きました。パイレーツ時代には投球内容が劇的に向上し、好成績を収めました。

ブルージェイズでの躍進

2015年オフにブルージェイズに復帰すると、2016年には自身初の20勝を達成。防御率、勝率、WHIPでもリーグ上位にランクインするなど、エースとしてチームを牽引しました。

ヤンキースでの安定感

2018年シーズン途中にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。移籍後も安定した投球を続け、チームの勝利に貢献しました。シーズンを通しては自己最高の奪三振率を記録しました。

晩年と引退

ミネソタ・ツインズ、セントルイス・カージナルスを経て、2022年に現役引退を表明しました。

プレースタイル

かつては技巧派として知られていましたが、近年は球速が向上し、最速95mphを計測。カーブ、チェンジアップ、スライダーなどを織り交ぜ、打者を打ち取る投球スタイルでした。

詳細情報

MLBオールスターゲーム選出：1回（2018年）
背番号：33,34,43,48など

J.A.ハップは、そのキャリアを通じて様々な球団で活躍し、多くのファンに記憶される投手となりました。

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