J.P.アレンシビア

ジョナサン・ポール・アレンシビア（Jonathan Paul Arencibia, 1986年1月5日 - ）は、フロリダ州マイアミ出身の元プロ野球選手。捕手、一塁手として活躍しました。右投右打。その野球人生は、強打を武器とする一方で、粗さも併せ持つプレースタイルが特徴でした。

高校時代は、名門ウェストミンスター・クリスチャン高等学校でアレックス・ロドリゲスに匹敵するほどの才能を発揮。野球だけでなく、バスケットボールやアメリカンフットボールでも活躍しました。2004年のMLBドラフトでシアトル・マリナーズから指名を受けるも、大学進学を選択。

2007年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから1巡目指名を受け、プロ入り。マイナーリーグでは、その長打力を遺憾なく発揮し、2008年にはマイナーの捕手最多となる27本塁打を記録。有望株として注目を集めました。

2010年8月にはメジャーデビューを果たし、初打席初本塁打を含む1試合2本塁打という鮮烈なデビューを飾りました。2011年には正捕手として定着し、23本塁打を放ちましたが、打率や出塁率は低迷しました。

2013年にはWBCアメリカ合衆国代表に選出。しかし、同年は自己最多の138試合に出場したものの、打率は1割台に終わりました。その後、テキサス・レンジャーズ、タンパベイ・レイズを経て、2017年に現役を引退。

引退後は、FOXスポーツ・フロリダでアナリストとして活動し、マイアミ・マーリンズの試合前後の番組に出演。2023年からは、ニューヨーク・メッツ傘下AAA級シラキュース・メッツのベンチコーチに就任しました。

アレンシビアは、長打力が魅力の攻撃型捕手でしたが、積極的な打撃スタイルが災いし、出塁率は高くありませんでした。メジャー通算では、打率.211、61本塁打という成績を残しています。

年度別打撃成績

(省略)

年度別投手成績

(省略)

背番号

9（2010年 - 2013年）
7（2014年）
40（2015年）

代表歴

2013 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表

プレースタイル

長打力が武器の攻撃型捕手
積極的な打撃でフリースインガー
* 出塁率は高くない

ジョナサン・アレンシビアは、その強打でファンを魅了した一方で、粗削りなプレースタイルも持ち合わせていました。しかし、その個性的なキャラクターは、多くの人々に記憶されることでしょう。

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