JAM (労働組合)

産業別労働組合ジェイ・エイ・エム（JAM）について

産業別労働組合ジェイ・エイ・エム（英: Japanese Association of Metal, Machinery, and Manufacturing workers）、通称JAM（ジャム）は、日本の産業別労働組合として、主に金属や機械産業で働く労働者を組織しています。この組織は、日本労働組合総連合会（連合）および全日本金属産業労働組合協議会（金属労協）に加盟しており、労働者の権利を守るための活動を展開しています。

組織の概要

JAMの組合員は現在約34万人に達し、これは連合内で5番目の規模となります。この組合は、合同労働組合としても機能しており、1人でも加入可能です。また、組合の60%が100人以下の規模であり、さらにそのうち25%が30人以下の小規模な組合で占められています。これにより、さまざまな規模の企業で働く労働者が参加できる体制を整えています。

沿革

JAMは、1999年9月9日にゼンキン連合と全国金属機械労働組合が組織統合し、設立されました。この統合により、金属や機械産業における労働者の団結が強化され、より効果的な労働条件の改善が目指されています。

加盟組合と活動

組織内には17の地方部会があり、それぞれが地域の事情に応じた活動を行っています。また、大手企業の労働組合は大手労組会議を設立しており、協力して労働条件の改善に取り組んでいます。

政治への関与

JAMは、参議院議員選挙において3年ごとに候補者を擁立しており、日本基幹産業労働組合連合会との相互推薦を行っています。2019年までは国民民主党を支援していましたが、2020年以降は立憲民主党を中心に、連合が支援する政党に対して支援を行う方針に移行しました。この再編では、旧民主党勢力を基にした大きな連携の重要性を訴えています。

まとめ

JAMは、日本の金属・機械製造業において勤労者の声を代表し、労働条件の改善に向けた活動を推進する重要な組織です。約34万人の組合員を持ち、国政にも影響を及ぼす活動を行うこの組合は、今後も労働者の権利向上に貢献していくことが期待されます。労働市場の変化に応じてその活動を進化させ、多様な労働者のニーズに応える役割を果たし続けるでしょう。

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