JAM JAM OSAKA

JAM JAM OSAKA

「JAM JAM OSAKA」は、1980年4月7日から1981年10月2日までラジオ大阪で放送されたワイドラジオ番組です。この番組は、音楽とトークを融合させたスタイルで、リスナーに親しまれました。

放送時間と改編

放送は月曜日から金曜日の21:30から23:30、そして1981年4月からは22:40から23:30に変更されました。この時間帯は、当時の若者が多く聴いていたため、「JAM JAM OSAKA」は若者をターゲットにした番組として位置付けられました。前身は「JAM JAM 11」で、1978年から1980年にかけて放送されていました。この前番組はニューミュージックを重視していましたが、音楽スタイルは徐々にロックにシフトしていきました。

番組の変遷

「JAM JAM OSAKA」が誕生する際、パーソナリティや構成が見直されました。引き続き音楽系のアーティストが出演しつつも、漫才コンビの参加を通じてトークの割合が増しました。これにより、音楽を楽しむだけでなく、リスナーが気軽に笑える要素も取り入れられました。特に、島田紳助・松本竜介、のりお・よしおなどのプロの漫才師が登場し、番組を盛り上げました。

パーソナリティと出演者

番組の初期には、月曜日に阿藤海と麻上洋子、火曜日に兵藤ゆきと神本宗幸（水曜日には岸田智史と黒谷昌子、木曜日には桑名晴子とマーキー、金曜日には島田紳助と松本竜介らが出演しました。番組が進むにつれてパーソナリティは変化し、1981年には西川のりお・上方よしおなどが加わり、さらに多様性が増しました。

人気コーナー

「JAM JAM OSAKA」には多くのユニークなコーナーが用意され、リスナーとの交流を深めました。「JAM JAM ヤングニュース」では、音楽に関するクイズが行われ、挑戦者には賞金が用意されていました。また、視聴者からの投稿を基にした「珍・芸能ニュース」や「ノリオ・ヨシオの日のコーナー」なども人気でした。特に、当時のリスナーの興味を引いた「ゆうれいシリーズ」では、リスナーから送られた「幽霊の声」を紹介し、話題を呼びました。

終焉

1981年4月の改編では、放送時間が短縮され50分に変更され、これは近鉄バファローズナイターの放送が影響したものでした。結局、最後の改編を経て、1981年10月の放送終了をもって「JAM JAM OSAKA」は幕を閉じました。リスナーにとって再び聴くことのできる音楽と笑いの場が失われたことは大きな出来事でした。この番組は若者文化を反映した象徴的な存在であり、その記憶は今も多くのファンに根付いています。

余談

「JAM JAM OSAKA」は、音楽とトークを組み合わせた新しい形式のラジオ番組として、多くのリスナーに影響を与えました。楽しい音楽の合間に繰り広げられる軽快なトークは、聴く者の心を惹きつけ、特に音楽シーンにおける新たな可能性を広げる一助となりました。

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