JASMINE (歌手)

JASMINE：才能と情熱の軌跡

東京都出身のシンガーソングライター、JASMINE。1989年生まれ。音楽一家に育ち、幼少期から音楽に囲まれた環境で育ちました。小学校3年生頃から歌手になることを夢見ていました。勉強やスポーツは得意ではありませんでしたが、音楽への情熱は人一倍でした。

ゴスペルとの出会い、そして挫折と再生

13歳でゴスペルクワイア「ゴスペルコネクション」に入門。15歳でアメリカ遠征に参加するなど、ゴスペルの世界に没頭しました。しかし、高校中退という苦い経験を経て、一時は音楽活動から離れてしまいます。それでも、親友の励ましを受け、再びゴスペルと音楽への情熱を取り戻しました。クラブでの本格的な歌手活動も開始。

ソニーミュージックとの契約とメジャーデビュー

2007年、ソニーミュージックのオーディションで、マライア・キャリーの『HERO』を熱唱し、審査員を圧倒。見事、メジャー契約を結びました。オーディションでは「歌うために生まれてきました」と力強く宣言したと伝えられています。

2009年6月、シングル『sad to say』でメジャーデビュー。着うたフルで初登場1位を獲得するなど、早くから注目を集めました。デビューシングルは、レコチョク2009年上半期最優秀新人賞を受賞。同年10月には、ニーヨの日本ツアーのオープニングアクトを務め、さいたまスーパーアリーナ、日本ガイシホール、大阪城ホールで初ライブを行いました。

3ヶ月連続シングルリリースと初のアルバム

2010年には3ヶ月連続シングルリリースという快挙を達成。USEN総合チャートで3曲連続1位を獲得しました。5月にはテレビ朝日『ミュージックステーション』に初出演し、その歌唱力は「10年に1人の逸材」「魂の歌声を持つ」と絶賛されました。同年6月には初の全国5大都市ワンマンライブツアーを開催。無料招待制というプレミアムなライブは大成功を収めました。

7月には待望の1stアルバム『GOLD』をリリース。オリコンチャートで最高3位を記録しました。同年8月には『NEWS ZERO』で特集が組まれ、彼女のこれまでの道のりとアルバムへの想いが語られました。

挑戦と進化

その後も、アメリカでの楽曲制作や、東日本大震災後に制作されたシングル『ONLY YOU』など、積極的に活動の幅を広げました。スマートフォンアプリ『COLORS』を発表するなど、新しい技術にも果敢に挑戦しています。海外アーティストとのコラボレーションや、アジア圏でのイベント出演など、国際的な活動も積極的に行っています。

音楽性と影響

JASMINEの楽曲は、日本語と英語を巧みに織り交ぜた歌詞が特徴です。言葉の響きを重視し、曲の流れや表現に合わせて最適な言葉を厳選しています。

ボーカルは、ゴスペルの経験が活かされ、パワフルで説得力があります。元メガデスのマーティ・フリードマンからも高い評価を受けています。

影響を受けたアーティストとして、宇多田ヒカル、クリスティーナ・アギレラ、マイケル・ジャクソンなど、多様なアーティストの名を挙げています。特に宇多田ヒカルの1stアルバム『First Love』を「日本人アーティストの中で一番聴いたアルバム」と語るなど、敬意を表しています。

継続的な活動と未来

JASMINEは、メディア出演やタイアップに頼ることなくヒットを飛ばし、10代から作詞作曲も手がけるなど、類まれな才能の持ち主です。宇多田ヒカルの後継者と評されることもある彼女ですが、独自のスタイルを確立し、これからも音楽シーンで活躍していくことは間違いありません。彼女の今後の活動に期待しましょう。

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