JFE鋼板

JFE鋼板株式会社について

JFE鋼板株式会社は、東京都品川区大崎に本社を構える日本の鉄鋼メーカーで、JFEスチールグループの一部として薄板建材事業を展開しています。同社は表面処理鋼板や塗装鋼板の製造・販売を主な業務としており、業界内で重要な地位を占めています。

沿革

JFE鋼板の起源は1913年に設立された東京亜鉛鍍金株式会社に遡ります。この企業は、1953年に日本で初めて塗装鋼板「レヂノ鉄板」の製造を開始しました。その後、1965年には川鉄鋼板株式会社に商号を変更し、複数の企業を統合しました。1985年に製品研究所を開設し、鋼板の品質向上と新製品の開発に力を入れています。

また、2004年には川鉄鋼板とエヌケーケー鋼板の合併により、現在のJFE鋼板株式会社が誕生しました。この合併により、より強固な製造基盤と多様な製品ラインナップが実現しました。

製造拠点

JFE鋼板の主な製造拠点は、東日本製造所と倉敷製造所の2つです。東日本製造所は千葉市中央区に位置し、主にGI（亜鉛めっき鋼板）、GF（エコガル）、GL（亜鉛アルミめっき鋼板）などの製造を行っています。倉敷製造所は岡山県倉敷市にあり、ここでもGIやGLを中心に、塗覆装鋼板の生産が行われています。

本社および支店

本社は、東京都品川区にあるゲートシティ大崎イーストタワーに入居しています。また、全国に8つの支店および営業所を展開しており、札幌、仙台、名古屋、富山、大阪、広島、岡山、福岡の各都市に拠点を構えています。

研究開発

JFE鋼板は、千葉市中央区に所在する研究所において、新しい技術や製品の開発に取り組んでいます。この研究所は、鋼板の特性向上や新たな表面処理技術の開発に重要な役割を果たしています。

グループ会社

JFE鋼板グループには、JFE北日建材、JFE鋼板総合サービス、JFE機材フォーミング、レヂノルーフテックなど複数の関連会社が存在し、互いに連携しながら事業を展開しています。これにより、製品の供給やサービス向上が図られています。

まとめ

JFE鋼板株式会社は、長い歴史と確かな技術力を背景に、薄板建材の製造・販売を通じて日本国内外で強い競争力を持つ企業です。今後も、革新と品質向上に努め、多様なニーズに応える製品を提供し続けていくことでしょう。

もう一度検索