JOU

JOU (ジョウ): 創造性と地域を結ぶコンテンポラリーダンスの旗手

JOU（1966年生まれ）は、日本のコンテンポラリーダンス界を牽引する女性ダンサー、振付家、そして作家です。Odorujouを主宰し、国内外で幅広い活動を展開しています。

海外での活動と帰国後の展開

1990年から1999年にかけて、アメリカやマレーシアなど海外でジョー高橋（Joe Takahashi）の名で活動。2000年以降は日本に拠点を移し、JOUとして新たなスタートを切りました。2009年にはセッションハウス・レジデンスアーティストとして活動しています。

多彩なコラボレーションと舞台

JOUは、数多くのアーティストとの恊働制作にも積極的に参加しています。2001年にはITIダッカ国際演劇祭に長谷川六と参加。2002年には、ネクストネクスト３（セゾンシアタープログラム・パークタワーネクストダンスプレイベント）で、康本雅子、遠田誠、たかぎまゆ、丸山武彦らと共同制作を行いました。

2003年から2004年には横浜ダンスコレクションに出場。2005年には日韓ダンスコンタクトに独舞で参加するなど、国内外の舞台でその才能を発揮しています。2006年には、アサヒアートスクエア「稽古場カフェ」の二代目店長を岩渕貞太とともに務めました。

2007年には、JCDN踊りに行くぜに遠田誠との恊働制作作品で参加。2008年には、独舞作品「A la Padma」がSeoul International Choreography Festivalで外国人振付家特別賞を受賞しました。

地域との関わりと芸術祭の開催

2012年、JOUは鹿児島へ移住し、地域おこし協力隊として鹿児島県肝属郡肝付町にてアートと地域の在り方を探るプロジェクト「セカンドホームタウン　プロジェクト」を立ち上げました。その一環として、おおすみ夏の芸術祭を鹿児島県大隅半島4市町で開催し、地域文化の振興に貢献しています。2015年11月には、かごしま国民文化祭「おおすみ芸術祭」の実行委員長に就任しました。

主な振付作品

JOUは、数多くのダンス作品の振付を手がけています。代表的な作品には、「闘え！青春！！」（2001年）、「おうちへかえろう」（2002年）、「A Little Field」（2003年）、「Hanabi」（2004年）などがあります。また、映画「天使」（2005年）の振付や、川中美幸座長公演「夫婦喧嘩ラプソディ」（2017年）の振付指導も担当しています。

関連人物

JOUは、米井澄江、野和田恵里花（バオバブ）、日玉浩史、矢内原美邦（ニブロール）など、多くのダンサーや振付家、演出家と共演しています。また、アレッシオ・シルベストリン、伊藤キム、上村なおか、遠田誠、笠井瑞丈、川村毅、すがぽん、松本大樹 (振付師)、山田海蜂、武元賀寿子、武藤容子、小林勝也、今津雅晴、クリストフ・シャルルなど、様々な分野のアーティストと交流があります。

外部リンク

• - 公式サイト
• - jou日記 (本人によるブログ)
• - 大隅文化生活 (鹿児島活動紹介ブログ)
• - 肝付情報局掲載コラム
• - 地域おこし協力隊員BLOG
• - セカンドホームタウン プロジェクトサイト

JOUは、コンテンポラリーダンスの可能性を追求しながら、地域社会との繋がりを大切にするアーティストです。彼女の今後の活躍から目が離せません。

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