JR広島病院

JR広島病院の概要

JR広島病院は、広島県広島市東区に位置する医療機関です。この病院は、もともと西日本旅客鉄道（JR西日本）の広島支社が管轄していた鉄道病院ですが、現在は独立した医療法人によって運営されています。

歴史

病院の起源は1920年（大正9年）で、当初は鉄道省職員を診療するための広島鉄道治療所として開設されました。その後、1926年（大正15年）には広島鉄道病院に名称を改め、1950年（昭和25年）には日本国有鉄道広島管理局の管轄下に組織改編されます。

1970年代から1980年代にかけて、病院の施設整備が進み、1982年には一般患者の診療が開始されました。1987年には国鉄の分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道株式会社広島支社の病院へと改称され、2016年に現在の医療法人JR広島病院が設立され、広島鉄道病院の業務が移管されました。

新病院の開設

2016年1月に新たに建設された病院が開院しました。この新病院は地上7階建てで、約22,000平方メートルの敷地に275床の病床を有し、9億円以上の事業費がかかる大規模な施設です。新病院の開設により、広島県地域医療総合支援センターや高精度放射線治療センターといった専門機関とも連携し、がん治療や地域医療の強化が図られています。

診療体制

JR広島病院は、月曜日から金曜日まで診療を行い、祝日は休診です。受け付けは午前8時40分から11時30分まで行われており、健康診断は午前10時までの受付となっています。この病院は地域医療支援病院としても認定されており、救急告示病院や肝炎治療指定医療機関の役割も果たしています。

地域再生と未来への展望

広島の都市再生緊急整備地域に位置するこの病院は、老朽化した施設の再開発の一環として、周辺地域の整備とともに新しい病院の設立が進められました。現在、県立広島病院との統合計画も進行中で、2025年度には新病院が地方独立行政法人として設立される予定です。

アクセス

JR広島病院へのアクセスは非常に便利で、JR「広島駅」から新幹線口を出て北側へ徒歩約10分の場所にあります。多くの患者がこの便利な立地を活かし、医療サービスを利用しています。

このように、JR広島病院は地域に密着し、より良い医療サービスを提供することを目指して進化し続けています。

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