JUNCTION (Hysteric Blueのアルバム)

Hysteric Blueの『JUNCTION』

『JUNCTION』（ジャンクション）は、Hysteric Blueによる5枚目のアルバムで、2003年8月6日にリリースされました。このアルバムは、前作から1年6ヶ月ぶりの作品であり、活動休止を発表した直後に登場したため、特別な意味を持っています。活動休止前の最後のアルバムであるはずが、メンバーのナオキが2004年3月に逮捕され、その結果、グループは解散することになったため、実質的にこのアルバムが最後の作品となりました。

アルバムに収録された楽曲

本アルバムにはいくつかのシングルと新曲が収録されています。その中でも注目すべきは、14thシングル「DOLCE〜夏色恋慕〜」です。この曲は、三菱電機のカーナビゲーションシステムのCMに使用され、大きな話題を呼びました。また、「ホームタウン」のカップリング曲である「カクテル」も収録されており、これはテレビ東京系アニメ『スパイラル -推理の絆-』のエンディングテーマとしても知られています。

その他の収録曲には、作詞・作曲を手掛けたたくやを中心とした楽曲が多く、各トラックは魅力的なメロディーと深い歌詞が特徴です。「真夏の夜のファンタジー」や、「スコール」、「ゆうべのキス」、「99%LATE」など、どれもHysteric Blueの独自のスタイルが光ります。特に「笑おう」は、14thシングル「DOLCE〜夏色恋慕〜」のカップリング曲としても親しまれています。

また、「オレンジ」、「君のいない街」、「はれのちくもり」、「旅路」、「LOVE」といった曲も収録され、それぞれ異なる感情やストーリーを表現しています。これらの楽曲は、聴く人にとって思い出深いものとなり、Hysteric Blueのファンにとっては特別な一枚として記憶されることでしょう。

アルバム『JUNCTION』は、Hysteric Blueの音楽的成長を示すものであり、バンドの活動休止前にリリースされた貴重な作品として位置づけられています。メンバーが抱えていた思いを込めた楽曲が多数収められています。また、サウンドプロデューサーの佐久間正英とのコラボレーションによって、音楽的にも豊かな作品に仕上がっています。

このアルバムは、Hysteric Blueの活動の集大成であると同時に、グループの最後の記録ともなるため、その価値は計り知れません。ファンにとっては今でも愛され続ける名盤となっており、聴くたびに当時の感情を呼び起こさせることでしょう。

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