Jam9
Jam9（ジャムナイン）
Jam9は、日本の音楽ユニット。
メンバー
Giz'Mo
イシノユウキ
MOCKY
経歴
逆境からの出発
メンバーたちは学生時代、必ずしも順風満帆ではなかったと言います。しかし、結成後、他県での初ライブの際、ライブハウスの入口にユニット名の後ろに「静岡」と書かれているのを見て、故郷を背負って競い合うことに使命感とプライドを感じたそうです。
結成前、Giz'Moとイシノユウキはdeep-slapというミクスチャー・ハードロックバンドで活動していました。しかし、他のメンバーが脱退。Giz'Moが仕事中に脱退の連絡を受けた直後、DJとして活動していたMOCKYが新人として入ってきたことがきっかけで、3人で音楽ユニットを結成することになり、2003年3月13日に静岡県浜松市にてJam-9を結成しました。
MOCKYは結成前、インストやダンスミュージックを好んでいましたが、Jam-9結成を機に王道J-POPやヒップホップに触れるようになります。当初はギター、ベース、DJのユニットとして活動。メンバーはJam-9結成を「転換期」と呼び、新しい挑戦だったと語っています。楽曲制作ではDTMを導入し、テクニカルな部分を排除し、メロディと言葉を重視。メンバーそれぞれの持ち味を生かし、楽器音源よりも先進的なDTM音源を積極的に取り入れるなど、攻めの姿勢で活動しました。
デビューの話が中止になるなど、多くの困難もありました。Giz'Moとイシノユウキは派遣会社に登録していましたが、リーマン・ショックにより派遣会社が倒産寸前になり、職を失います。イシノユウキは仕事に苦しみ、諦めかけていましたが、ハローワークで職を探す人々の前向きな姿に励まされ、Jam-9の楽曲を高く評価していたドリーミュージックの関係者に誘われ、トライアル所属することになります。東京での音楽活動が難しいと言われ、ライブハウスでのライブも予算の関係で難しい状況でしたが、浜松の人々に支えられながら毎日ストリートライブを開催するなど、無職の状態でも精力的に活動を続けました。
躍進
逆境の中、積極的に活動を続けた結果、知名度が広がり、転機が訪れます。2009年8月26日リリースのシングル『ROOKIE PLAYERS』収録曲『衝動 ～beleave myself〜』が清水エスパルスの主題歌に起用され、知名度が向上。2010年1月27日リリースのAZU『YOU & I (feat. LOVE LOVE LOVE)』の作曲に参加。
ユニット名をJam9に変更し、ドリーミュージックより2010年6月23日にシングル『家族』でメジャーデビュー。『家族』は9放送局とタイアップを結び、ヒットしました。
清水エスパルスの公式アーティストとして、企画主題歌、シーズン主題歌を担当。2011年7月20日リリースのアルバム『絆』収録曲『42.195』はホーム試合BGMに起用されました。
2011年に浜松市より「浜松市やらまいか大使」を委嘱。2012年には静岡県の人権週間メッセンジャーに起用。2013年リリースのシングル『LINK!!』収録曲『LINK!!』が鈴与グループのCM曲に起用。2014年には全国47都道府県を巡るライブツアー『VISIT47』を開催。2015年より静岡トヨペットのCMに楽曲が起用され続けています。
ソロ活動と楽曲提供
イシノユウキ、Giz'Mo、MOCKYがソロデビュー。また、Jam9 sound designとしても活動を開始。
制作者としても活躍し、E-girls、AAA、King & Prince|King_&_Princeなど、数多くのアーティストに楽曲を提供しています。特に、King & Prince|King_&_Princeに提供した『彩り』はオリコンチャート、Billboard Japan Hot 100で1位を獲得し、Jam9最大の記録となりました。
その他、華原朋美、剛力彩芽、倖田來未、Dream、乃木坂46、遊助、KARA、2PM、TWICEなど、幅広いアーティストに楽曲を提供しています。
メッセージ
イシノユウキは、逆境に面しながらも積極的に活動を行ったことについて、「多くの人が難しいと感じることだからこそやる価値があると思い、自分たちを信じ続けてたことが、今につながっている」と語っています。また、「一番大切なのは本気であることで、本気でやっていれば、振り向いてくれる人、一緒に目標を叶えようとしてくれる人が集まってくれる」と述べています。
作品
シングル
アルバム
ベスト・アルバム
オムニバス
Jam9 sound design
アルバム
ソロ
イシノユウキ
アルバム
Giz'Mo
シングル
アルバム
MOCKY
シングル
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