K album(ケイ・アルバム)
『K album』は、
KinKi Kidsによる12作目のオリジナル
アルバムで、2011年
11月9日にジャニーズ・エンタテイメントからリリースされました。前作から約2年が経過しての新作であり、その制作は
2010年から始まっていましたが、内容の完成度を重視する要請からリリースが遅れました。
この
アルバムの「K」は、絆、軌跡、感謝、感動などのテーマを象徴しており、これらの要素が全曲に込められています。また、全曲が
KinKi Kidsのオリジナル作品で構成されているわけではなく、彼らの音楽に長年携わってきた作家たちへの楽曲提供に焦点を当てたメモリアルな作品です。このように、本作は過去に
シングルや
アルバムの楽曲提供を行っていた33人の作家のうち、29人が参加しました。そして全曲が二人によって歌唱されるスタイルは、一切のソロ曲を持たないという点が特徴です。
KinKi Kidsによると、彼らはこれまで自分たちの意見を反映させて曲を選んでいましたが、本作ではあえて「歌うこと」に専念したと語っています。光一は、素晴らしい作家たちに楽曲を提供してもらったことを喜び、自身が提供されたものを元に成長していくべきだと述べています。剛もまた、
アルバムに
KinKi Kidsというタイトルは必要であると考え、これまで共に音楽を作り上げてきた人々に協力を求めたことを明かしています。
アルバムには初回盤と通常盤の2タイプが用意されており、初回盤にはデビュー曲から最新
シングル『Time』までの全31曲のミュージッククリップを収めたDVDが付属しています。一方、通常盤にはボーナストラックが2曲収録されています。
チャート成績
発売初週のオリコン週間ランキングでは、15.2万枚のセールスを記録し、初登場第1位となりました。これにより、『G album -24/7-』から数えて8作連続、通算14作目の1位を達成しました。
収録曲
以下は
アルバムに収録されている楽曲の一部です。
収録曲は多岐に渡り、著名な作家たちとのコラボレーションが見られます。また、『K album』は
KinKi Kidsにとって新たな音楽的旅路の始まりを示す作品とも言え、彼らの歌唱力や音楽の幅が広がったことを実感させる一枚です。
ようやく完成したこの
アルバムは、聴く人々に深い感動を与えること間違いありません。