K-POP HOUSE

『K-POP HOUSE』は、フジテレビ系列で2023年10月13日から2024年 9月30日まで放送された、韓国の音楽やエンターテインメントに特化した情報バラエティ番組です。最新のK-POP情報をはじめ、話題のアーティストをゲストに迎えた企画などが展開され、多くのファンに支持されました。

番組は、韓国国内で報じられる最新の音楽情報や、新規に公開されたミュージックビデオの紹介を中心に構成されていました。さらに、各回の放送では、現在注目を集めるK-POPアーティストがスタジオやロケ企画に登場。彼らの素顔に迫るトークや、日本の様々な場所を巡る街歩き企画などが放送され、ファンにとっては見逃せない内容となっていました。

放送開始当初は2023年10月13日（金曜 0:25 - 0:55、木曜深夜）の枠でスタートしましたが、2024年 4月8日（月曜 0:58 - 1:25、日曜深夜）からは放送時間が変更され、曜日と時間が移動して継続されました。日曜深夜枠への移動後は、韓国を代表する音楽チャートであるHANTEO CHARTによる最新の週間ヒットランキングを定期的に紹介するコーナーが設けられ、よりリアルタイムな韓国の音楽シーンを伝える役割も担いました。

番組の大きな柱の一つとして、視聴者の注目を集めたのが「K-POP BOYS PROJECT」、後に「Celest1a密着企画」として展開された、新たなボーイズグループ結成を目指すプロジェクトです。この企画には、SUPER JUNIORのウニョクやONEPACTのジョンウがプロデューサーとして参加し、ダンス指導には平昌オリンピックの開会式振付も手掛けたコカ・リムや、ダンス・ボーカル指導のキム・ミンソンといった専門家が指導者として携わりました。厳しい指導と選考を経て、最終的に兼村隼人、ソ・ジュニョク、ハ・ソクヒ、パク・ミヌク、ボン・セジン、森崎大祐、ユ・スンヒョンの7名が合格メンバーとして選出されました。彼らのグループ名は2024年 3月29日放送回で「Celest1a（セレスティア）」に決定。さらに、同年4月15日には三角章斗が追加メンバーとして加入し、8人体制となりました。Celest1aのメンバー全員は、番組の制作協力も務める株式会社Birdmanとマネジメント契約を結んでいます。

また、番組後半の期間（2024年 7月1日から8月26日まで）は、隔週企画として「K-POPからトレンドを学ぶ」が放送されました。このコーナーでは、天翔天音がMCを務め、フジテレビアナウンサーの松﨑涼佳が進行を担当し、K-POPに関連する様々なトレンドや文化を深掘りして紹介しました。

番組のMCは、木曜深夜時代には上地雄輔と福田沙紀が担当しました。進行やリポーターは、村重杏奈をはじめ、フジテレビアナウンサーの新美有加、田淵裕章、堤礼実、佐野瑞樹らが回替わりで務めました。日曜深夜時代はMC制がなくなり、リポーターや企画進行として次長課長の河本準一、Celest1aの森崎大祐・三角章斗、フジテレビアナウンサーの佐野瑞樹、藤井弘輝、堤礼実、そして再び村重杏奈、トレンディエンジェルの斎藤司らが登場しました。

番組のエンディングテーマには、番組内で誕生したグループであるCelest1aの楽曲「PANDA」が、2024年8月12日から最終回まで使用されました。

本番組は、フジテレビが制作著作を務め、Birdman、IVS41、NEXTEPといった制作協力各社が関わりました。プロデューサーは新井勝也や山崎勝らが、演出は大田善紀らが担当し、ナレーターは主にフジテレビアナウンサーの堤礼実が務めました。

約1年間の放送を経て、『K-POP HOUSE』は2024年 9月30日の放送をもって幕を閉じました。韓国エンタメとK-POPの魅力を多角的に伝えた番組として、視聴者に記憶されています。

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