KBCニュースピア

KBCニュースピア



『KBCニュースピア』は、九州朝日放送（KBCテレビ）が1992年から2018年まで放送していたローカルニュース番組です。福岡県と佐賀県を中心に、平日の午後６時２５分から７時００分にかけて放送され、地域のニュースを迅速に届ける役割を果たしました。

番組の歴史


1992年10月5日にスタートしたこの番組は、以前放送されていた『KBCニュース ハーツトゥハーツ』に替わる形で開始されました。福岡県内では他局が夕方のニュース番組を長時間編成に変えていく中、この番組は１８時台に特化したコンパクトなニュース番組として独自の地位を築いていました。特に、1998年にはタイトルを『KBCニュースピア630』に変更し、放送時間は１８時半から１９時までとなりましたが、2008年に再び『KBCニュースピア』に戻りました。

2000年からは、前の枠で九州地区の同時放送である『スーパーJチャンネル九州・沖縄』が放送されることにより、ニュース放送の開始時間が他局よりも遅く、内容も短縮されていました。それでも、地元の視聴者にとっては親しみ深い番組として多くの支持を得ていました。

番組の終焉


2018年3月30日、番組の放送が終了することが発表されました。最終回では、司会の太田と細谷が番組の終焉を告知し、新しい後番組『シリタカ!』のスタジオデザインが紹介されるとともに、最後には『KBCニュースピア』の振り返り映像が流れました。全25年半の歴史の中で、福岡県内の平日夕方番組としては長い放送期間を持ち、視聴者から愛されていたことが特徴です。

番組の変遷


放送時間とタイトルの変遷



関連番組


一時期、放送前の短い時間に『KBCニュースピア455』という関連ミニ番組も放送され、当日のニュースや天気が紹介されていました。また、2013年には『今日のニュースピア』が放送され、その日までの全国ニュースを伝え続けました。さらに、天気情報を専門的に扱う『ピア天気』も設けられ、幅広い情報を視聴者に提供していました。

出演者プロフィール


このバラエティに富んだ番組は、多くのキャスターやコメンテーターによって構成されていました。歴代のキャスターには、熊本朝日放送出身の武藤をはじめ、九州朝日放送のアナウンサーが多く参加しました。また、政治や社会に関するコメンテーターの薮野祐三が金曜日に出演するなど、多彩な顔ぶれが揃いました。天気予報は鈴木俊之が担当し、長きに渡り視聴者に親しみを持たれていました。

『KBCニュースピア』は、地元の情報を迅速かつ正確に伝えることを使命として、多くの視聴者の信頼を得てきました。その親しみやすさと役割は、地域のテレビニュースの中で重要な位置を占めていたことは間違いありません。

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