KHBステーションEYE

KHBステーションEYE

『KHBステーションEYE』は、宮城県を放送対象地域とするテレビ朝日系列のローカル局、東日本放送（KHB）で1993年4月3日から1997年9月28日までの約4年半にわたって夕方に生放送された地域密着型のニュース番組です。テレビ朝日系列の全国向け夕方ニュース番組である『ステーションEYE』のローカルパートに位置づけられ、宮城県内の最新情報や話題を視聴者へ伝えていました。

概要

番組がスタートした背景には、それまで放送されていた前時間帯の番組『KHB 530ステーション ANN』（および全国版の『ANN 530ステーション』）の終了と、新たに全国ネットの夕方ニュースとして編成された『ステーションEYE ANN』の週末版が開始されたことがあります。これにより、夕方のニュース枠における宮城県独自の情報を伝える必要が生じ、本番組の放送が開始されました。

当初、『KHBステーションEYE』は週末のみの放送としてスタートしました。しかし、同時期に平日夕方に放送されていた宮城県向けの情報番組『KHBエリアリポート』が終了したことに伴い、平日にも夕方のローカルニュース枠が新たに設けられることになり、本番組が平日にも拡大して放送される体制となりました。

ローカルワイドニュースとして、宮城県内の政治、経済、事件・事故、社会問題、文化、スポーツなど、多岐にわたる分野のニュースを日々の生放送で伝えていました。県民にとって関心の高い地域独自の情報を迅速かつ分かりやすく提供することで、地域ジャーナリズムの一端を担っていました。

キャスター

番組の「顔」として、日々のニュースを伝えるキャスター陣は以下の通りでした。

平日: 山口則幸、安田佑子
週末: シフト勤務

平日は固定のキャスターが担当することで、視聴者にとって親しみやすい番組作りが行われていた一方、週末は局のアナウンサーなどが交代で担当していました。

放送時間

本番組は、全国ネットのニュース番組である『ステーションEYE ANN』を内包する形で放送されていました。全国パートは、平日が18:00から18:30、週末が17:30から17:48に放送されており、ローカルパートである『KHBステーションEYE』は、これらの全国パートの時間帯を挟む形や、その前後の時間帯に宮城県内の詳細なニュースや天気予報、特集コーナーなどを放送していました。番組全体の正確な開始・終了時間は時期によって変動があった可能性も考えられますが、夕方の時間帯にローカル情報を充実させる役割を果たしました。

番組の終焉

『KHBステーションEYE』は、放送期間中に一部改編を経て放送を続けましたが、1997年3月31日をもって平日版の放送を終了しました。これは、後継となる新たな平日夕方ローカルニュース番組『KHBニュースチャンネル』が開始されたためです。週末版はその後も放送が継続されましたが、最終的に1997年9月28日をもって番組全体が終了し、約4年半の歴史に幕を下ろしました。

この番組は、宮城県における夕方ローカルニュースの重要な一翼を担い、当時の県内の出来事を広く伝える役割を果たしました。

関連項目

KHBニュース
KHBエリアリポート（平日版の前番組）
ステーションEYE（内包していた全国ニュース）
KHBニュースチャンネル（平日版の後番組）

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