KIKKAWA KOJI '84 FLYING PARACHUTE TOUR

KIKKAWA KOJI '84 FLYING PARACHUTE TOUR

『KIKKAWA KOJI '84 FLYING PARACHUTE TOUR』は、日本を代表するロックミュージシャンである吉川晃司の初映像作品として、1984年8月1日にSMSレコードからリリースされました。この映像は、全国で行われたコンサートツアーの集大成として、特に渋谷公会堂での最終公演を中心に収録されています。ここではライブパフォーマンスだけでなく、移動中やリハーサルの様子なども合わせて紹介されており、ファンにとって貴重な資料となっています。

ツアーの特徴

1984年に実施されたこのツアーは、吉川晃司のデビューを飾る重要な公演であり、演奏曲は彼のファーストアルバム『パラシュートが落ちた夏』からの楽曲を中心に構成されています。全体を通して、当時の若者たちに強く影響を与えた楽曲が多数収められており、これらの曲は現在ではなかなか演奏されることがなく、その意味でも貴重な録音と言えるでしょう。

収録内容とメンバー

収録されている主な楽曲には、「フライデーナイトレビュー」や「彼女はアイスウォーター」、「ハートショット」、「Be my J-Girl」などがあり、これらは吉川の魅力的なパフォーマンスとともに観ることができます。また、同映像には彼がサポートメンバーと共に演奏する姿も映し出されています。

主要なメンバーとしては、吉川晃司がボーカルおよびギターを担当し、稲葉智がギター、笠原敏幸がベース、山崎透がキーボードを担当しています。ドラムには小林誠がクレジットされ、PaPaの一員として映像に参加しています。なお、椎野恭一は、今回のツアーには参加していないため、演奏には含まれていません。

DVD化と現状

この映像作品は、2009年12月23日に発売されたDVDボックスセット「KIKKAWA KOJI 25th ANNIVERSARY LIVE FILM COLLECTION 『LIVE＝LIFE』」内にて初めてDVD化されました。ただし、単体での販売は行われておらず、ファンにとっては希少価値の高いアイテムとなっています。現時点では、すでに廃盤となっているため、入手するのは困難です。

音楽シーンへの影響

『KIKKAWA KOJI '84 FLYING PARACHUTE TOUR』は、吉川晃司ファンにとってだけでなく、1980年代の日本の音楽シーンを知る上でも重要な映像資料です。彼のエネルギッシュなパフォーマンスや、当時のロック文化を映し出したこの作品は、今後もファンの記憶に刻まれ続けることでしょう。

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