KJ・アパ

KJ・アパ：ニュージーランドからハリウッドへ駆け上がった若き星

1997年6月17日、ニュージーランドのオークランドに生まれたケネティ・ジェームズ・フィッツジェラルド・アパ。サモア人の父とヨーロッパ系ニュージーランド人の母を持つ彼は、2人の姉と共に育ちました。父方の叔父は元ラグビーユニオンの選手兼コーチというスポーツ一家でもあります。オークランドの高校卒業後、俳優の道を歩み始め、その才能を開花させていきます。

ニュージーランドでのキャリアからハリウッドへ

アパのキャリアは、2013年から2015年までニュージーランドのドラマシリーズ『ショートランド・ストリート』でケイン・ジェンキンス役を演じたことから始まりました。この作品で培った演技経験は、後の彼の成功の礎となります。その後、大きな転機が訪れます。2017年、アメリカの人気ドラマシリーズ『リバーデイル』で主人公アーチー・アンドリュース役に抜擢されたのです。

『リバーデイル』は、ティーンエイジャーを中心に世界中で爆発的な人気を博し、アパ自身も一躍スターダムにのし上がりました。アーチー・アンドリュースという象徴的なキャラクターを見事に演じきり、若者から圧倒的な支持を得る存在となりました。

多彩な役柄と着実なキャリア

『リバーデイル』での成功後も、アパは精力的に活動を続けています。2017年の映画『僕のワンダフル・ライフ』では、デニス・クエイド演じる主人公の若き日を演じ、存在感を示しました。2018年の青春映画『ヘイト・ユー・ギブ』では主人公のボーイフレンド役を好演。2019年にはNetflix映画『ラストサマー -この夏の先に-』で主役を務めるなど、着実にキャリアを積んでいます。

さらに、2020年にはクリスチャン・シンガーソングライターのジェレミー・キャンプの人生を描いた伝記映画『I Still Believe』や、コロナ禍をテーマにしたSFスリラー映画『Songbird』に出演。多様なジャンルの作品に挑戦し、幅広い演技力を披露しています。

アーチー役と赤髪へのこだわり

『リバーデイル』のアーチー・アンドリュース役では、トレードマークである赤髪が印象的です。しかし、アパ自身の髪の色は茶色。役作りのため、髪と眉毛を赤く染めているのです。雑誌のインタビューでは、赤髪への染め変えについて、最初は戸惑いがあったものの、今では赤髪に満足している様子を語っています。

未来への展望

若くして多くの実績を残し、世界的な人気を誇るKJ・アパ。彼の今後の活躍から目が離せません。多様な役柄に挑戦し続け、演技者として更なる高みを目指していくことでしょう。今後の作品にも期待が高まります。

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