KOKUA

株式会社KOKUA（コクア）

株式会社KOKUAは、日本に拠点を置く防災関連サービス企業で、2020年に創立されました。東京都渋谷区にオフィスを構え、主に防災グッズを扱ったカタログギフト「LIFEGIFT」を運営しています。このサービスは、2021年度にグッドデザイン賞を受賞しており、そのデザイン性と実用性が高く評価されています。

設立の背景

KOKUAは、兵庫県出身の泉勇作と大阪府出身の疋田裕二によって設立されました。両者は、特に阪神・淡路大震災や東日本大震災といった大きな災害を経験した世代であり、この経験から防災の重要性を深く理解し、実際に被災地でボランティア活動を行ってきました。泉は自宅が阪神・淡路大震災で半壊し、その後の復興に携わる過程で防災意識が高まりました。また、疋田も同様に、災害の実態を目の当たりにし、何か行動を起こさなければならないという使命を感じていました。

2019年には、任意団体「KOKUA」として防災ガールが主催するアクセラレーションプログラムに参加。また、東北大学の災害科学国際研究所のプロジェクトにも選出されるなど、さまざまな防災関連活動に積極的に関与しました。これらの経験をもとに、2020年に法人化が実現し、公式に株式会社としての活動を始めたのです。

主なサービス

KOKUAの主力サービスは、防災グッズだけを集めたカタログギフト「LIFEGIFT」です。このカタログでは、個々のニーズに応じた防災用品を選ぶことができ、自宅での備えを促進することが目的です。また、2023年には、インターネットを活用し、個々に最適な防災グッズを提案するパーソナル防災サービス「pasobo」を開始しました。これにより、利用者は簡単な質問に答えるだけで、状況に合わせた防災アイテムを手に入れることができます。

これらのサービスにより、KOKUAは災害に対する備えをより身近なものとして捉え、全国の人々に安全意識の向上に寄与しています。

会社の沿革

KOKUAは、以下のような歴史を経て成長してきました。

• - 2019年4月: 任意団体「KOKUA」が成立し、さまざまなプログラムに参加。
• - 2020年7月: カタログギフト「LIFEGIFT」の先行予約販売が開始され、目標額を大きく上回る支援を得る。
• - 2020年9月: KOKUAが法人化され、正式に株式会社としての活動が始まる。
• - 2020年12月: 「LIFEGIFT」の一般販売が開始。
• - 2021年3月: 全国の東急ハンズで「LIFEGIFT」の販売が開始。
• - 2021年10月: 「LIFEGIFT」が「防災グッズ大賞2021」のアイデア賞を受賞。
• - 2023年3月: パーソナル防災サービス「pasobo」の提供が開始される。

このように、KOKUAは防災分野において、新しい試みやサービスを展開しています。未来の災害に備えるためのビジネスとして、社会に貢献し続ける姿勢は、多くの人たちに支持されています。

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