Kannivalism

kannivalism (カニヴァリズム)

kannivalismは、日本のヴィジュアル系ロックバンドです。2001年に結成され、一度解散しましたが2005年に再結成しました。所属事務所はフリーウィルです。

便宜上、2001年の活動を第1期、2005年以降の活動を第2期と区別します。

メンバー

怜（りょう）：ボーカル。
1982年7月24日生まれ、東京都青梅市出身。
本名：兒玉龍（こだま りょう）。
別名：怜～れん～（第1期）、兒玉怜（第2期での作詞、書籍執筆名義）。
BAROQUEのボーカルとして活動していましたが、2020年9月8日に歌手活動を引退し、同バンドも無期限活動休止となりました。
圭（けい）：ギター。
1984年8月12日生まれ、神奈川県座間市出身。
本名：濱田圭（はまだ けい）。
別名：K（第1期）、濱田圭（第2期での作曲名義）。
BAROQUEのギターとして活動中です。
裕地（ゆち）：ベース。
1983年4月2日生まれ、千葉県柏市出身。
本名：富山忠春（とみやま ただはる）。
別名：8342（第1期）、富山裕地（第2期での作曲名義）。
「YUCHI」名義でsukekiyoのベースとして活動中です。

元メンバー

桐（きり）：ドラム。
第1期ドラマー。現在はheidi.のドラムとして活動中。
2010年4月1日に開催された、第1期kannivalismをコンセプトとしたライブでドラムとして参加。
光也（みつや）：ドラム。
第2期活動中の2009年8月25日より加入したドラマー。2010年6月脱退。

概要

第1期 (2001年)

2001年初頭、怜、K、8342、桐の4人体制で活動を開始。メンバー全員が10代（最年少のKは16歳）という若さや、当時新興ブランドであったh.NAOTOの広告モデルとしても活動していたこと、そして怜の独自のファッション性などが注目を集め、急速に人気を獲得しました。この独自のファッションセンスは、後にヴィジュアル系シーンで「オサレ系」と呼ばれるバンドに影響を与えました。しかし、2001年6月20日、目黒鹿鳴館でのワンマンライブをもって解散。シングル「逝ってキマス。」が唯一の音源として発表されています。

解散後、メンバーはそれぞれ別の道を歩みます。怜～れん～は怜、Kは圭へと名義を変更し、2001年夏にバロックへ加入。8342はk@mikazeのメンバーとして活動し、k@mikaze脱退後はゆちのすけ等の名義で雅-miyavi-のサポートベースなど各所で活動。桐はポロリのメンバーとして活動後、2005年にheidi.を結成し、現在も活動中です。

第2期 (2005年以降)

怜と圭が所属していたbaroqueが2004年12月25日のZepp Tokyoでのライブをもって解散。その1年後の2005年12月25日、新設されたkannivalism公式HPにおいて、怜、圭、裕地の3人体制でkannivalismとして活動を再開することを発表しました。

2006年4月26日、自身のインディーズレーベルよりミニアルバム「奏功humority」をリリース。同年9月27日には、avex traxよりシングル「リトリ」をリリースし、メジャーデビューを果たしました。精力的に活動を行っていましたが、怜が適応障害により入院したため、2008年1月に活動を一時休止。

2009年8月25日よりドラムとして光也が加入し、4人体制で活動を再開。同年11月18日にシングル「life is.」をリリースし、12月25日にはZepp Tokyoでの復活ライブを行いました。2010年3月17日には2ndアルバム「helios」をリリースしましたが、「helios」のレコーディング以降、光也がライブを欠席することが増え、1年未満で脱退。再び3人体制に戻りました。

2011年4月以降はバンドとしての目立った活動はなく、事実上の活動休止状態となっています。怜と圭は2011年より再結成したBAROQUE、裕地は2013年よりDIR EN GREY|DIR_EN_GREYの京率いるsukekiyoで活動しています。

2017年11月22日に開催されたken（L'Arc〜en〜Ciel）主催のイベント「PARTY ZOO」にて、kannivalismとして3人体制で約7年ぶりの1日復活ライブを行いました。また、2019年1月14日には、所属事務所であるFWDの主催イベント「Free-Will SLUM」にて3人体制での出演を発表しています。

バンド名の由来

バンド名は「共食い、食人」を意味するカニバリズム（cannibalism）に由来します。このバンド名がプロモーション活動に支障をきたすことを理由に、エイベックスからバンド名の改名を要請されたことが、2007年2月26日の日刊スポーツで報じられました。2009年8月25日の活動再開会見時に圭がバンド名を「ism」に改名する意向を示唆しましたが、現在まで改名は行われていません。

エピソード

2ndシングル「ホシの夜」リリースの際、圭が常習的な寝坊でプロモーションをこなせなかったため、エイベックス本社ビル地下に強制的に住まわせることになったというエピソードがあります。この件は、2007年1月22日の日刊スポーツ紙上で『"寝坊ロッカー"強制収容』と報じられました。さらに、同年2月21日の1stアルバム「Nu age.」発売の際には、サンケイスポーツに『寝坊王子返上』として神奈川県足柄上郡にある洒水の滝で改心のために滝行を行う圭の写真が掲載されました。

ディスコグラフィー

シングル
アルバム
ミニアルバム
フルアルバム
DVD
参加作品

ミュージックビデオ

タイアップ一覧

主なライブ

脚注

外部リンク

公式ウェブサイト
kannivalism official (@kannivalismcom) - X（旧Twitter）

もう一度検索