Karakami HOTELS&RESORTS

Karakami Hotel＆Resorts株式会社について

Karakami Hotel＆Resorts株式会社は、「いつも、まごころ カラカミ」をキャッチコピーに、温泉観光ホテルチェーンを展開する企業です。1953年の設立以来、北海道を中心に事業を展開してきましたが、近年は本州へも進出しています。積極的なホテル買収と、バイキング形式の導入や女将の廃止といった経営戦略で、ホテル再生に取り組むことで知られています。

創業と事業の拡大

創業者の唐神勝夫氏が1953年に設立した唐神呉服店が、カラカミ観光の始まりです。その後、土産物店やホテル事業へと事業を拡大し、1968年にカラカミ観光株式会社へ商号変更しました。北海道の主要温泉地である洞爺湖温泉や阿寒湖温泉に大型観光ホテルを展開し、多くの観光客を迎えました。

本州への進出と経営戦略

カラカミ観光は、北海道に根ざした活動を続ける一方で、本州への進出も積極的に行いました。買収したホテルを再生させるために、客単価を下げ、食事をバイキング形式にするなどの大胆な経営戦略を実施。女将を廃止するなど、従来の温泉ホテルのイメージを覆すような改革も行いました。

ホテル展開とブランド変更

カラカミ観光は、秋保温泉や南紀白浜[[温泉]]などの温泉地でホテルを展開しており、関東には研修特化型ホテルも所有しています。2020年には、社名をKarakami Hotel＆Resorts株式会社に変更。同時に、コーポレートブランドの刷新も行いました。

北海道からの撤退と新たな展開

2023年には、北海道内のホテル運営から撤退しました。一方で、石川県の山中[[温泉]]に新たなホテルを取得し、北陸エリアへの進出を開始するなど、新たな展開を見せています。

主なホテル

現在、Karakami Hotel＆Resorts株式会社が運営する主なホテルは以下の通りです。

東北エリア
ホテル瑞鳳（宮城県仙台市）
秋保グランドホテル（宮城県仙台市）
北陸エリア
厨八十八（石川県加賀市）
関東エリア
L stay & grow晴海（東京都中央区）- 研修特化型
関西エリア
ホテル川久（和歌山県西牟婁郡白浜町）
白浜古賀の井リゾート&スパ（和歌山県西牟婁郡白浜町）

かつて運営していたホテル

過去には、以下のホテルを運営していました。

定山渓ビューホテル
ニュー阿寒ホテル
洞爺サンパレスリゾート&スパ
ザ・レイクスイート 湖の栖
洞爺パークホテル 天翔
ホテルエメラルド
阿寒ビューホテル
川崎グランドホテル
ホテルフクラシア大阪ベイ
白浜シーサイドホテル
ホテル古賀の井

沿革

カラカミ観光からKarakami Hotel＆Resortsへの変遷を時系列でまとめました。

1953年：株式会社唐神呉服店を設立
1955年：株式会社唐神商店に商号変更
1962年：北海道阿寒湖温泉に支店を開設
1965年：ニュー阿寒ホテルを開業
1968年：カラカミ観光株式会社に商号変更
1970年：洞爺パークホテルを開業
1978年：洞爺パークホテル サンパレス（現：洞爺サンパレスリゾート&スパ）を開業
1980年：定山渓ビューホテルを新築オープン
1999年：株式会社川久を買収。
2000年：ホテル運営子会社として株式会社マックスパートを設立
2000年：ホテル瑞鳳を落札。
2002年：秋保グランドホテルを買収
2004年：白浜シーサイドホテルを営業開始
2005年：株式会社古賀の井に子会社である株式会社川久が出資子会社化。
2012年：ジャスダック上場廃止
2015年：「コガノイベイホテル」を「ホテル古賀の井 リゾート&スパ」へ改称
2020年：Karakami HOTELS&RESORTS株式会社へ社名変更
2023年：北海道エリアのホテル運営から撤退
2023年：山中[[温泉]]　風味吟撰の宿　厨八十八を取得し運営開始。

まとめ

Karakami Hotel＆Resorts株式会社は、常に変化を恐れず、新たな戦略で事業展開を行ってきた企業です。北海道での実績を基盤に本州へと進出し、ホテル業界に大きな影響を与えてきました。今後のさらなる展開が注目されます。

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