Katokunnlee

katokunnlee：音楽的探求の軌跡

katokunnlee（カトクンリー）は、メキシコの覆面レスラーと自身の名字を組み合わせた名義で活動する、多才な音楽プロデューサー、作曲家、リミキサー、サウンドクリエイター、そしてDJです。エレクトロニック・ダンス・ミュージックを基軸としながらも、その音楽性はジャズ、ソウル、ヒップホップ、ボサノヴァ、リズム＆ブルースといった幅広いジャンルを網羅し、ハウス、ブレイクビーツ、テクノといったデジタル音楽も巧みに融合させています。

音楽的ルーツとキャリアの始まり

高校時代はバンドでジミ・ヘンドリックスやサンタナを演奏し、一方でジェームス・ブラウンやRun-D.M.C.の音楽に熱狂するなど、多様な音楽的感性を育みました。友人のパーティーでDJを経験したことが転機となり、現在の活動スタイルへと繋がります。

1990年代初頭には、レゲエサウンドシステム「rock you international」に参加し、代々木公園や多摩川土手などでアフリカン・パーカッショニストらと共にDEEJAYとして活動。その後、青山ブルーを始めとする都内のクラブで、ジャズ、ソウル、ヒップホップを中心にDJ活動を展開します。1993年にはファッション誌「jap」のパーティーでマンスリーDJを務めるなど、活動の場を広げていきました。

多彩なプロジェクトとコラボレーション

1999年には、クラブジャズ・ユニットpLAYAを結成し（リーダー、ギター担当）、都内のクラブで精力的にライブ活動を行いました。初期メンバーには、タブゾンビ、みどりん、長岡亮介、沼直也、外薗雄一といった実力派ミュージシャンが名を連ねています。

2000年代に入ると、MATALLY、STARDISH、LIONKINGといった複数のプロジェクトを始動させ、ソロ活動と並行して多様な音楽性を追求。MATALLYとしてメジャーデビューを果たし、VERBALやYOYO-Cといったアーティストとのコラボレーションも実現させました。

プロデュース・レコーディング活動

プロデューサーとしても精力的に活動し、L.E.D recordsのコンピレーション・アルバムへの参加や、Terrace Brothers + Asa、MW、椎名純平、DOUBLE、平井堅といったアーティストへの楽曲提供、プロデュースを手掛けています。G.RINAのアルバム『サーカスの娘』では、ギター、ベース、アレンジ、プログラミング、ミックスと多岐にわたる役割を担い、ツアーメンバーとして同行するなど、アーティストとの深い関わりも持ち合わせています。その他にも数多くのコンピレーションアルバムへの参加や楽曲提供など、その活動は多岐に渡ります。 様々なアーティストとのコラボレーションを通じて、自身の音楽的アイデンティティを確立し、発展させてきました。

DJとLIVE活動

長年にわたり、BED、club ASIA、PLACTIC、HEVENなど、数多くの有名クラブでDJ、LIVE活動を行ってきました。その活動範囲は、東京の主要クラブから地方都市のライブハウスにまで及び、常に進化を続ける音楽シーンの中心で活躍し続けています。

まとめ

katokunnleeは、レゲエ、エレクトロニック、ジャズ、ソウルなど、ジャンルにとらわれない幅広い音楽性を持ち合わせた稀有な存在です。DJ、プロデューサー、作曲家、リミキサーとして、数々のアーティストとのコラボレーションや、自身のプロジェクトを通じて、常に音楽的探求を続け、日本の音楽シーンに独自の足跡を刻み続けています。彼の活動は、これからも音楽ファンの心を掴み続けることでしょう。

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