Ketchup mania

ketchup mania：日本のポップパンクバンドの軌跡

2009年に解散した日本の4人組バンド、ketchup mania。キュートなポップサウンドにパンクのエネルギーを融合させた独自の音楽性で、多くのファンを魅了しました。

バンド結成から解散まで

1999年10月、ボーカルHIRO（前田裕子）、ドラムDAI（山口大輔）、ベースFANFAN（笹尾納勇仁）の3人で結成。サポートギターマーシー（吉田匡志）を加え本格的なライブ活動をスタートさせます。2000年1月には正式メンバーとしてギターDAI（加藤大）が加入、5人体制となります。

地元名古屋で精力的に活動し、自主制作デモテープを発表。名古屋のラジオ局ZIP-FMのコンテストで高い評価を受け、メジャーアーティストとの共演を果たすなど、着実に人気を獲得していきます。2001年にはミニアルバムを2枚リリースし、活動を拡大。メンバーチェンジを経て、2003年にはKOGA recordのサブレーベルからミニアルバムをリリース。2005年には拠点を東京に移し、2005年12月、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビューを果たしました。

2007年、トイズファクトリーに移籍し、バンド名を「ketchup mania」に改名。移籍後もアルバムをリリースし、セガのゲームセンターCM曲にも楽曲提供するなど、活躍の幅を広げました。しかし、2009年1月、音楽性の相違などを理由に解散を発表。同年5月、名古屋アポロシアターで解散ライブを行い、その歴史に幕を閉じました。

メンバー紹介

HIRO (Vo): 愛知県津島市出身、1981年1月20日生まれ。解散後はTHE CAT LOVES STRAWBERRIESを結成しましたが、2014年以降は目立った活動はありません。

DAI (Gt): 愛知県名古屋市出身、1979年9月3日生まれ。解散後はKiLLKiLLSを結成しています。

YOSEI (Ba): 愛知県津島市出身、1979年3月1日生まれ。解散後はNa-Noを結成。

WANI (Dr): 愛知県知多市出身、1980年2月1日生まれ。解散後はKiLLKiLLS、Na-Noを経て、T-BOLANの森友嵐士やelectro53の五味孝氏などのサポートドラマーとして活躍。2012年からex.GOLLBETTYのメンバーとバンドトライアンパサンディを結成し、2017年に活動休止。2021年からはASH DA HEROに加入しています。

バンド名の由来

結成当初は「プルトニウム」というバンド名を考えていましたが、同名のバンドが既に存在したため変更を余儀なくされました。メンバーがガストで食事をしていた際、HIROがケチャップをこぼしたことから、DAIの「ケチャップマニアか！」という冗談がきっかけで「ketchup mania」と命名されたというユニークなエピソードがあります。

まとめ

短い活動期間ながらも、独自の音楽性と個性あふれるメンバーで多くのファンを魅了したketchup mania。彼らが残した音楽は、今もなお多くのリスナーに愛され続けています。それぞれのメンバーが解散後も音楽活動を続けていることも、ketchup maniaの音楽が持つ魅力と影響力の大きさを示しています。 彼らの楽曲は、ポップさとパンクの絶妙なバランス、そしてメンバーの個性が光る、唯一無二の存在感を放っています。

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