L'Heure Bleue

『L'Heure Bleue』（ルール・ブルー）は、原田知世が2018年11月28日にリリースした20枚目のオリジナル・アルバムです。彼女の誕生日を記念して発売され、初回限定盤にはボーナストラック付きSHM-CDとDVDが同梱、同年12月19日にはアナログ盤もリリースされました。

アルバムタイトルである「L'Heure Bleue」は、フランス語で「ブルーアワー」を意味します。ブルーアワーとは、日の出前や日の入り後のわずかな時間帯に空が濃い青色に染まる、幻想的な現象のことです。

オリジナル・アルバムとしては、『noon moon』以来、約4年6ヶ月ぶりのリリースとなりました。プロデュースは、2007年のアルバム『music & me』から長年にわたり原田の作品に携わっている伊藤ゴローが担当し、ほとんどの楽曲の作曲・編曲を手掛けています。さらに、KIRINJIの堀込高樹、土岐麻子、元チャットモンチーの高橋久美子、キセルの辻村豪文、モノンクルの角田隆太、角銅真実など、様々なジャンルのミュージシャンが楽曲制作に参加し、アルバムに彩りを添えています。

発売日には、大手町プレイス内のカフェ & レストラン・バー「Lady Blue」で記念イベント「Tomoyo Harada ″L’Heure Bleue″ Release Party」が開催されました。原田はアルバムタイトルについて、「年々、時間の経過を早く感じるようになり、一瞬一瞬を大切にしたいと思うようになった。空の色の変化を目に焼き付けるように生きていきたいと思った時、この言葉に出会った」と語りました。

2019年1月28日には、アルバム発売を記念したコンサート「原田知世 Special Concert 2019 ″L'Heure Bleue″」がNHKホールで開催され、アルバムの世界観を表現したステージが繰り広げられました。

参加ミュージシャン

vocals: 原田知世
programing, guitars, acoustic piano: 伊藤ゴロー
cello: ロビン・デュプイ (M1)
acoustic piano: 佐藤浩一 (M2-5, 8, 9, 11)
acoustic & electric bass: 鳥越啓介 (M3, 11)
drums: 辻村豪文 (M10)
伊藤彩ストリングカルテット: (M2, 5, 9, 11)
1st violin: 伊藤彩
2nd violin: 沖増菜摘
viola: 三木章子
* cello: 村中俊之


このアルバムは、ブルーアワーの持つ美しさや儚さを音楽で表現し、時の流れの中で感じる様々な感情を呼び起こさせる作品となっています。

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