L-10C

ドコモ STYLE series L-10C：シンプル操作が魅力のフィーチャーフォン

NTTドコモのFOMA端末「docomo STYLE series L-10C」は、LGエレクトロニクスが開発した、シンプルさを追求した携帯電話です。2011年夏モデルとして発売され、同シリーズのL-03BやL-01Cの後継機種に位置付けられます。

ターゲットユーザーと基本機能

L-10Cは、高度な機能よりも基本的な機能を重視した設計です。おサイフケータイやGPS、ワンセグなどの機能は搭載されていません。通話、iモードメール、iモードブラウジングといった基本的な機能に絞り込むことで、価格を抑え、シンプルで使いやすい端末を実現しています。そのため、高齢者の方や、携帯電話に高度な機能は必要ないビジネスユーザー、初めて携帯電話を持つ方など、幅広いユーザー層をターゲットとしています。

デザインと操作性

背面には大きなミラーパネルディスプレイを搭載。視認性を高めるため、キーも大きめに設計され、拡大文字表示にも対応しています。カーソルキーの上部には4つのワンタッチキーがあり、よく使う機能を割り当てて素早くアクセスできます。

また、L-01Cと同様に、周囲の音が多い場所でも聞き取りやすい「クリアボイス」機能を搭載。雑音の中でもクリアな通話を実現します。さらに、英語と韓国語の日常会話集をプリインストールし、一部の音声再生にも対応しています。

カメラとメール機能

カメラは310万画素CMOSセンサーを搭載。オートフォーカスや手振れ補正機能も備えています。近年発売される機種と比較すると画素数は低いものの、拡大ルーペ機能など便利な機能も搭載されています。

メール作成機能では2000種類以上のデコメ絵文字に対応。さらに、「スグデコ！」機能を使うと、キーワードやテイストを指定してメールを送信することで、それに合ったデコメ絵文字を返信できます。

その他の機能と対応サービス

50メガiモーションや声の宅配便といった、2011年夏モデルの新サービスにも対応。長時間の動画ストリーミングや音声メッセージの送受信が可能です。ただし、コンツパッケージには対応していません。

LG電子製携帯電話の特徴として、日本語、英語、韓国語のメニュー切り替えや入力言語変更に対応。韓国語でのメール送信も可能です。2011年12月16日のアップデートでエリアメールにも対応しました。

プリインストールアプリ

L-10Cには様々なアプリケーションがプリインストールされています。例として、E★エブリスタアプリ、ぐるなび、モバイルGoogleマップ、ゲームアプリなど、多様なニーズに対応するアプリが用意されています。さらに、ドコモマーケットからも様々なアプリをダウンロードしてインストールできます。

発売までの歴史

L-10Cは、2011年[4月20日]]に米国連邦通信委員会(FCC)の認証を取得、2011年5月9日には技術基準適合証明]を取得。そして、2011年[[5月16日にNTTドコモから発表され、同年8月3日に発売されました。

まとめ

L-10Cは、シンプルで使いやすい操作性を重視した、コストパフォーマンスの高いフィーチャーフォンです。高度な機能は必要とせず、基本的な機能を確実にこなしたいユーザーにとって最適な選択肢と言えるでしょう。

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